ポルシェ964 エアコンコンプレッサー ~AUTOSTOP~
- 2016年4月8日
- 作業事例
1990y ポルシェ964のエアコンコンプレッサー。
この上写真を見て「オヤッ?!」と思った方は相当な方です。
そう、1990yモデルなのに1993y以降のR134a用のコンプレッサーが付いているのです。
それは悪いことではないのですが困ったことがあります。
そもそもエアコンガス洩れを点検したのですが大きな洩れも確認できず真空引きして洩れ
を点検しようとしたら低圧側はバルブが有りますが高圧側が何処にも無いんです。
そうなんです。1993y以降の物は高圧側バルブがパイプ側に付いてるためコンプレッサー
自体にはバルブが無いんです。本来ならホースパイプを交換するのが良いとは思うのです
が国内にも本国にも在庫が無い。。。有ったとしても8万円弱してしまうそうで…
そこで考えたのがコレ。右は車両に付いてた1993y以降用のコンプレッサー。
それに用意した古いコンプレッサーのバルブ部分だけ移植します。
コンプレッサーのボディ自体は両方共に共通なようなのでこれで解決できそうです。
で、ようやく高・低圧共にマニホールドゲージを繋ぐこともでき真空引きです。
一晩置いても真空を保持できてるので大きな洩れはないという判断。
今後、スローリークも発見しやすくなるよう蛍光剤を注入してガスチャージ。
規定量入れた時の圧力的にも問題無さそうです。
吹き出し口の温度も10℃を下回ってイイ感じ。
これで一度お試しいただきますかね。。。
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