1988y ポルシェ911 排ガス点検 ~AUTOSTOP~
- 2016年10月6日
- 作業事例
車検整備でお預かりの1988y ポルシェ911カレラ。
法定点検でのお預かりは初めてのお車でちょっとエンジンがグズり気味
だったので排ガス濃度を測ってみるとマフラー出口でHCが400近く出てます。
車検は何とか通る数値ですが明らかに良くない数値。
軽く点検してみるとプラグの状態が1本良くないようで…エンジンタペット音もそこそこ
出てるのでタペット調整&プラグ交換をして再度排ガス濃度を測るとHCも90ppm位
まで下がってきました。実際触媒前で計測しないと正直なところが解らないのですが
当店での点検はお初と言うこともあり触媒前にあるサンプリングホールのメクラボルト
も腐食が酷く外せません。
その事をオーナー様にご相談してみると修理してよいとの事で早速ドリルで腐食してる
ボルトを削っていきます。
最後はタップを立てネジ山を作ります。
で、新しいボルトが付くようになれば完成。(ボルトは汎品でなく純正品の材質の良い
物を使います。。。)
これで正確な排ガス濃度が測れます。実際測ってみるとやはりHCが150ppm位
出てました。どうもインジェクターの調子が少し悪いのでしょか・・・
そこでの登場が燃料系洗浄システム。
で、結果、今までで一番の成果が出てしまいました。
COが1.8%→0.7% HCは150ppm→70ppmへ。。。
この数値が持続してもらいえると良いのですが。。。
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