オイル洩れ修理でお預かり中のポルシェ964。
それらの作業とは別ですがオーナー様からエアコンコンデンサー
ファンがきちんと廻らないと言うご指摘があり事情を聴くとどうもファ
ンレジスターのカプラーが合わず刺さってないらしい?!
エアコンコンデンサーは左フロントフェンダー内にあり
インナーフェンダーを外すと見えてきます。
で、覗いてみると上写真のように形の違うカプラーが遊んでる
状態。ちなみに右側の丸がレジスターのカプラーでオリジナル。
左は車体側のカプラーでどう見てもオリジナルではありません。
配線の色を見ると間違いなくレジスターに行く配線のようではあ
りますが???
さて困りました。こんなカプラーの在庫は無いし・・・
で、考えたのが同じレジスターのカプラーの外周を一皮
削り刺さるようにしてみました。それが上写真。
とりあえずコレでいけそうな感じ。
もちろんレジスターから部品取りした物は壊れた物から
なのでお金はかかってませんので。。。
当店、お初のご来店の1990yモデル ポルシェ964。
最近、オイル洩れが気になるようになってきたとの事で
ご入庫。
お初のクルマなのでついでにコンディションチェックもする
事になりました。(初来店の客様限定特別価格税込6300円
で承っておりますのでm(__)m)
まずは気になると言われていたオイル洩れの点検。
上写真は左バンク側ですが主にタペットカバー・チェ
ーンケースカバー・No1シリンダーベース付近の3点
が気になる所でした。
続いて右バンク側。こちらはタペットカバー・チェーン
ケースカバーの2点。
今回の作業はタペットカバーとチェーンケースカバー廻り
のガスケットの交換をする事に。
せっかくタペットカバーを脱着するのでバルブクリアランス
調整&スパークプラグ交換も追加しちゃいます。。。
続いてはコンディションチェック。
こちらは重大な事は御座いませんでしたが所々で
ゴム類の劣化が見受けられました。
上写真はステアリングラックセンター出し用メクラ蓋
の腐食とラックブーツの破れ。
続いて左側タイロッドエンドボールジョイントブーツ
の破れ。
これまた左側ですがフロントスタビライザーリンケージ
ボールジョイントブーツの破れ。
これらの事をオーナー様にご報告した所、ついでなの
でと言う事で作業追加となりました。
まずはエンジン廻りの修理からスタートしようかなッ!!
昔からのお付き合いの近所の同業者さんからのご依頼。
クルマは1996yモデル ポルシェ993。
足回りにH&R製のサスペンションが組んであるんですけど
ちょっと街乗りには不向きすぎと言う事で・・・
使うのは定番のビルシュタインではありますが。
ただ、車高はあまり上げたくないと言う事だったので私感ではありますが
これまた定番のアイバッハやH&Rのスプリングより落ちるような気のする
メルヴェというオランダ製メーカーさんのスプリングを使う事にしました。
結果、車高もイイ感じに低くセットできました。(写真は忘れてしまいましたが・・・)
それにしてもこのH&R製のサスペンションのストロークの短い事。。。
左のビルシュタインのダンパーと比べるとその差は歴然ですね。
これも定番のポルシェ993のヘッドライトレンズ交換。
左から今まで使っていた古いレンズ。真ん中が新品。右はヘッドライトレンズ
を外した状態のユニット。
写真で見る以上に古いレンズは黄ばみが酷いです。
交換前のヘッドライト。Lowビームは以前に6000kのバーナー
に交換済みだったのですが今回はHiビームのバルブも交換です。
で、新しいレンズに交換してHiビームは当店お勧めメーカー
のH1バルブで約5000kの色温度の物に交換。
いつもながらですがこの作業した後のオーナー様は非常に満足げで
費用対効果も抜群な感じです。
ただこのライトレンズ、BOSCH製なのですが正規物はどうも品薄な
ようで当店でも今回の物が最後のセットでした。急いでオーダーは
しておりますがいつ来る事やらです。。。
(ディーラーさんでは在庫もあるようですが価格が倍位なので・・・)
車検整備でお預かりしてます1988yモデル ポルシェ911カレラ。
特に異常は無いのですがフロントハブのベアリンググリスがだいぶ汚れて
きてるのを発見。
昔、この3.2カレラが現役バリバリのディーラー勤務時代は車検毎に
OHしてたんですけどね。
1989yまでの911・930系まではOHできるのでベアリングが逝っ
ちゃう前にOHしてあげましょうと・・・
ベアリングを抜いてみると疲れ果てたグリスが・・・
ベアリングのほうも見事に変色。
グリスをキレイに取り払ってあげてレースの傷や焼けを点検。
問題なさそうです。
ベアリングのほうも問題なさそうで良かったです。
そしたなら新しいグリスを詰めてハブシールを打ちこみます。
で組みつけたら最後はベアリングのプレロード的な物を調整して終了。
最近のお車ではあまりやらない作業ですができる事はやらないとね。。。
車検整備でお預かりの1988yモデル ポルシェ911カレラ。
このクルマ、今回に施工した訳ではないのですがリアフォグランプ部
もブレーキランプとして使用してるんです。
当時、日本ではリアフォグの認可が無くディーラー車には当然スイッチ
自体も付いてませんでした。
が、今回、そのフォグランプ部の左側が点灯せず…
調べてみるとコネクター部が腐食してました。配線もパキパキ状態。
オーナー様に連絡を取るとやはり点灯させたいと言う事なので配線
まるごと引き直しとなりました。。。
今や当店の定番作業の1つ。ポルシェ964のリアスピーカー交換。
今日は1991yモデルのティプトロ車。
ネットを外すと穴のあいた純正スピーカーがお目見え。
純正スピーカーは年式や仕様によってこのような2way
タイプやオーバルタイプの物が付いてます。
この2wayタイプからの交換の場合は純正のネットを付けられる
ように上写真右下のオーバル用ブラケットを追加で用意します。
で、取り付けるとこんな感じ。
ネットを装着すると見た目はほぼオリジナル状態に。
ついでにこんな事もしてみました。
オリジナルのティプトロシフトレバーを・・・
革巻きに交換。パッと見、MTな感じに。
これはオーナー様の持ち込み部品であとシフトノブもそれ風な物に
交換すれば完璧なんですがね。。。^_^;
1991yモデル ポルシェ964。
何てことなくエンジンのタペット調整中。
ポルシェ964も大きく分けると前・後期型に分かれます。
簡単に言うと1992yモデル以降のエアバッグ付きが後期型と言われますが…
その前期型の弱点の1つ、タペットカバーの歪みは割と有名な所
なんですが部品価格もそこそこお高く、交換する方も今まで当店で
はほとんどいませんでした。
が、上写真、歪みだけではなくクラックが入り捲れあがってきちゃっ
てます。(写真ではそうでもなく見えますが実際は結構酷いんです)
このよな所が一か所でなく数か所で発見。今回は微妙に平らに削り
対処しましたが近い将来び交換しなくては・・・となる事でしょう。
前期型にお乗りの方は覚悟しといたほうがいいかもしれません。。。
車検整備でお預かりしてますポルシェ964。
点検中に若干ですがサイドブレーキの引きしろが多いので調整かなと思ったら・・・
調整しようといじっているとどうもしっくりこない??? すごく違和感を感じる・・・
いつものような感じじゃない。コレはもしやと思いリアディスクローターを外してみると!?!?
サイドブレーキ用のドラムブレーキのシューが半分剥離して無くなってました。
全部が剥離して無くなっていればあきらかにサイドブレーキレバーがおっ立っ
て判るのですがこれでは微妙な感じ。
当然、交換となる訳ですが外したシューはバリバリにクラックが入り
まくってました。
シューのダストをキレイに掃除して新しいシューを組みます。
調整も気持ち良く決まり一件落着。
フゥ~って感じ。気がついてヨカッタよかった
車検でお預かりの1992yモデル ポルシェ964。
特に気になるトコは無いとの事だったのですが・・・
左のドライブシャフトブーツが内・外共にパックリ切れちゃってました。
外側が切れてる場合はだまってシャフトASSYを外しにかかります。
外してみるとこんな感じ。
作業台での作業は車上に比べて超楽チン。
出来上がったシャフトをクルマに取付けたらちゃんとトルクレンチで
締めつけます。デフ側は普通のトルクレンチでOKですがホイール
ハブ側はこんな大きな物を使います。
なんせ460Nmという大きなトルクで締めつけるもんですから。。。
で、ついでに発見したフロントスタビライザーリンケージのボールジョイント
ブーツの切れ。
こちらは車検ラインでは切れてても問題無いですが・・・
部品的にメーカーではASSYでの供給になりますがボールジョント
自体に問題なければブーツのみの交換で対処します。
ASSYだと1本で20000円位する部品(左右だとその倍ですから)なので
新しいグリスを詰め替えてあげてブーツを交換してあげます。
で、何事も無かったように組み付けて終了。
ですがこのおクルマ、点検中にちょっとした違和感を発見してしまいました。
それはまた明日頑張ろうと思います。。。