お客様からたまにですがバッテリーの漏電(リーク)の測り方を質問される事が
あります。
まず、下のようなテスターが必要になってくるのですが・・・

測り方はテスターを繋いで数字を読むだけと言えばそうなんですがポルシェの場合、
964モデル以降は多少の手間をかけてあげないと微妙な故障を見落としてしまう
事もあります。
今回は993での計測ですがまずはエンジンを暖機してからエンジンを切りドアロックを
します。上写真はその直後の数値です。-0.34Aと結構な電流が流れてしまってます。

で、約30分後の数値。-0.01A~0.02Aとナンとも優秀な感じ。
なんで最初は消費電流が多いかと言いますと色々と訳もあるのですが一番はエンジン温度などを
モニタリングして必要であればエンジンルーム内のヒーターブロアモーターを廻したりして熱気
を外に排出したりしてるんですね。その辺に不具合が出たりすると消費電流が下がりきらずバッ
テリーが上がったりしちゃうんです。(^^ゞ
1988yモデル ポルシェ911。

ヘッドライトがロービームにならずハイビームになりっぱなしでご覧のように
メーター内の青ランプも点きっぱなし。。。

原因は十中八九はこのコラムスイッチ。
今回もどうも節度感も無く当たりでした。

スイッチ自体はステアリング廻りを外して交換するだけなのですが
964などとは違い微妙に配線が何本かキボシになっており面倒ではあります。。。
空冷ポルシェも最終モデルから早15年も経ちました。

上写真はバッテリーアースケーブル。
スターターの廻りが悪い時があり調べているとケーブルに微妙な腐食を発見。
価格もそれ程は高くないので純正品で交換する事に。

交換すると症状も改善されたような・・・
新品はやっぱり気持ちイイもんですネ。
故障すると結構大変な目にあうポルシェ部品の1つなDMEリレー。
コレが逝かれるとエンジンがかかりません。=レッカーってな具合になっちゃいます。
今日もお電話で「先日、レッカーのお世話になり・・・結果何てことないDMEリレーが原因でした」
というお話でDMEリレーを予備に1つ持ってようかな・・・というお問い合わせが。
ま、正解ですね。。。

当店ではDMEリレーも数種類ご用意しております。何故か年々価格が上がってきてるので
純正品以外にもって事で。
上写真は~89y911用ですが左から社外品・OEM相応品・純正品になります。
価格も6405円・10248円・12810円と社外品と純正品では倍近く変わってきます。
一番よく出るのはOEMですが予備のエマージェンシー用としては社外品でもと思います。
ちなみに964・993用としては社外品の5250円と純正品の10500円をご用意してますので。(^。^)y-.。o○
ここ2日間ほど急用でお休みをいただきこのブログも休んでしまっておりました。m(__)m

上写真。私が体重計にのってる図ですが決して98.8kgもある訳ではありません。
ポルシェ997の純正ホイールの重さを簡単に測ってるとこなんです。ちなみにこの数値は
私の体重+19インチアルミ+タイヤの重さになります。

で、私の今日の体重です。
98.8-73.8=25kgってのがざっくりですが19インチリアタイヤの重さです。
ちなみに18インチも測ってみましたが24.2kgでした。
体重計での測定なので大雑把な値ですが・・・
ポルシェ964のオーナー様からお電話が・・・
「エンジンをかけたらグーッグーッって異音がする」との事。
確か、あのお車はオルタネーターから異音が出はじめているので注意しておいて
下さいね。と言った覚えはある物のちょっとニュアンスが違うような・・・
とりあえず見せに来て下さいということでご来店。

見てみるとパワステオイルのリザーバータンクが空に近い。。。
で、下廻りを覗いてみると案の定、パワステオイルが飛び散ってます。
廻りを見た感じ、割と突然に洩れ始めたようで局所的に汚れてます。

ラックブーツを捲ってみるとオイルがボタボタッって落ちてきました。
さすがにこれはオーバーホールしないとダメでしょうネ。。。(/_;)
先日から車検整備プラスクラッチオーバーホールとなってしまった
ポルシェ964 C4。 ただでさえエンジンの脱着に面倒があるカレラ4なのに
こんなマフラーが付いておりました。apr製のマニホールドでこれがまたエンジン
を降ろすのにジャッキの邪魔になってしまう。

で、右バンクのマニホールドを外しての脱着作業になりました。

クラッチのダストも清掃してレリーズベアリングのガイドチューブも
交換しました。

今回はクラッチディスク・カバー・ベアリング・Wマスフライホイール・レリーズフォークと
フルで交換させていただきました。
ここの所の暑さで作業が押せ押せな感じになってますが何とか週末には他作業も合わせて
終わらせられそうです。。。^_^;
車検整備でお預かりしました1990yモデル ポルシェ964カレラ4。
気になる所では、どうもスピードの乗りが悪い???との事。
試乗してみると悪いどころかクラッチが滑り出していてアクセルに全然ついてこない。。。

急遽、エンジンを降ろしてクラッチオーバホール。

ミッションを切り離してみるとオイル漏れは無い物のこのダストの量はいい感じです。

クラッチを開けてみるとご覧の通り(解りづらい?)ディスクが減っていてリベット面
が今にも当たりそうなくらいでした。

どこに置いていたのでしょうか!? 枯れ葉などがいっぱい詰まってるエンジン本体。
降ろしついでなのでお掃除してあげましょうかね。。。
車検整備でお預かりしてますポルシェ964。
今回、オイル洩れ修理もするという事で…

964では定番のオイルフィルターハウジング~サーモスタットに延びてるホース。
ココから漏れ出すと下はマフラーなので白煙が出始めます。

ホースはオイルタンクの裏を通ってるのでタンクのホースも一緒に交換です。

オイルタンクホースを交換する場合、上写真のサーモスタットが何故か2種類あるので
品番などで確認しないとホースが付かない場合があります。(最後の下二ケタで判断します。)

メインの長いホースは純正品がお高いのでカシメを壊してホース部だけ交換します。
この辺はディーラーさんではやらないですが当店を含め街のショップさんでは当たり前ですね。。。

新しいホースはステンメッシュになります。

オイルタンクホースも4本交換して終了。
これでだいぶ漏れも改善されるはずですネ。。。(^。^)y-.。o○
1991y ポルシェ964カレラ4。
突然、シフトレバーがグニャグニャになりギアがどこにも入らないと言うトラブル電話が!?
なんとなく予想はついたのですがどうする事も出来ず冷たいようですがレッカーを手配いた
だき入庫です。

さっそくリフトアップして下廻りのカバーを外すとご覧の通りシフトレバーのガイドチューブ
がブラりとして出てきました。ロッドのような物はコレ自体は前後に動いたりするものではない
のですがシフトレバーの支点になる役目をしています。
こうなると支点の役目もせずシフトレバーはグニャグニャ状態になっちゃいますね。

両端のボールソケット部のブッシュが腐り脱落したんですね。(上が古い物で下が新品です。)

長さを微調整したらはめ込んで終了となります。
こんなトラブル。最近チョロチョロお見かけするようになってきてますので
注意が必要かもですね。。。