年々、ポルシェ用16インチタイヤの銘柄が減ってきてるんですが・・・
特にターボ系にお乗りの方は結構困ってるかとも思います。
ターボ系はフロントに205-55-16サイズ(これはカレラも一緒)を
リアには245-45-16という今となっては珍しいサイズを使用して
ます。
たまにポルシェ認証タイヤも製造したりしなかったり???してるみた
いですが通常販売してる物は非常に少ない。
で、当店ではわりと値段もリーズナブルなToyoさんのT1Rという物を
使う事が多かったのですがそのT1Rが後継モデルのT1スポーツに移
行されて消えていくらしいのです。このT1Sには245サイズの設定が
今の所ありません。
そんな時にタイミング良くターボオーナーの方からタイヤのオーダー
があり発覚しました。
すでにT1Rの205サイズは製造が終わってるらしくメーカー在庫のみと
なってるみたいです。
メーカーさんの話では当面フロントがT1SでリアがT1Rみたいな感じに
なってしまうようです。
やはり古いタイプのタイヤであっても前後揃えたいですよ
って事で当店で2セットほど押えさせていただきました。。。
現車は1989y ポルシェ911です。
空冷ポルシェの定番トラブルの一つにスターターモーターが時々
廻らない・・・ という事をたまに聞きます。
キーを廻しても「カチッ」というだけでスターターが廻らない。
再度やり直すと普通に廻ってエンジンスタートって感じな事
ありませんか?
スターターモーター本体に原因がある事がほとんどでオーバー
ホールしてあげると治ってしまうんですが・・・
たまぁ~にそれでも完治しない事が
そんな時はココが原因な事も
そう、バッテリーのアースポイント。 写真じゃ場所がよくわかりま
せんがバッテリーのすぐ横のボディに他のアース線と共締めされ
てます。
当然、ケーブルの劣化も考えられるので古い物は交換を
お勧めしてます。価格も2000円位な物ですし。。。
ケーブルを外すと解りずらいですが接点部分が腐食してたり
もしますんでキレイに磨いてあげましょうね。
その他に同じくプラスケーブルが原因な時もあります。
そんな時はプラスケーブルを交換するのが本来ではありますが
このケーブル、スターターモーターまでフロアの中を這っていて
交換するのがえらく大仕事なんです。
でも割と原因がバッテリー端子のカシメの中の腐食ってのが大半
だったりもします。端子を切開して汎用品の端子に交換して対処っ
て事で完治したりもするんでそんなんでも良いのかなって思いますが。
空冷ポルシェの赤キャリパーと言えば大体ターボ用と思われると
思います。
そんな事でお客様からお問い合わせが…
「ポルシェ993カレラS エアロヴァージョンのブレーキは赤くなっ
てるがどうなんですか?」
そう、993の赤キャリパーはターボかカレラ4Sに使用されてます。
2駆のカレラSはターボボディでもキャリパーが通常の黒い物が付
いてるのに確かにエアロヴァージョン(限定モデル)のブレーキは
赤いんです。
良く見ればすぐ解るとは思うのですが上写真はカレラSエアロVrの
フロントキャリパーです。メジャーでざっと24cm。
こちらはカレラ4Sのフロントキャリパー。30cm位あります。
一応リアも。カレラSは22cmです。
こちらカレラ4S。24~5cm位になってます。
どれもメジャーで適当に測っただけなのであくまでも目安ですョ。
結果、当然ですがカレラ4Sはターボと同じ正真正銘の赤キャリです。
ですがカレラSエアロVrは通常のキャリパーが赤くなってるだけです。
ポルシェさんもうまくやってるもんでブレーキパットはターボ(カレラ4S)
リア用 = カレラ用フロントって感じで同じ物を使用。
このッパターンにもれず993カレラのリア用は964のフロントと同じだっ
たりもしちゃうんです。。。
空冷ポルシェでCDIを使用してるモデルと言うとSCやターボ。
そのCDIが故障すると高価で(>_<)って感じ。
そこで最近はMDIに交換ってこともシバシバ。
このMDI。確かに性能は誰でも体感できるくらい良くエンジンの始動性、
アクセルのレスポンスも格段に向上するんでお勧めしております。
が、若干な注意点も…
上写真は1989yモデル 911ターボのデスビです。
左が使用していた物。右が新品です。
1年位しか使用してないのですが古いほうを良く見てみてください。
黒い部分が一部剥がれかけてきてます。
MDI装着により点火系が強化された事でこの辺に無理がかかってき
てるのかもしれません。
こんな事もあるのでMDIを使ってる方はたまに見てあげてくださいね。。。
昨日、ちょっとした手違いで届かなかった89yポルシェ911の
ブレーキパーツ。
今日はちゃんとすべて揃い組み上げです。
引きずりで錆錆だったフロントブレーキキャリパーも組むだけに仕上
げてたので新しいシールキットを入れながら組み上げです。
89yまでのキャリパーピストンには角度的向きがあるのでのでこんな
プレート(お手製ですが・・・)を使って組んでいきます。
今回はローターも新品に交換。この辺はきちんとトルクレンチを
使います。
ローターを新品にするので当然パットも新品です。
何故か89yまでのフロントパットはセンサーが途中から変更に
なっていまして古い物が付かないので注意が必要です。。。
で、完成図。これで引きずりも解消ということで一安心です。
ただ、また放置してるとピストンが固着しちゃいますのでたまには
乗ってあげてください
1989yモデル ポルシェ911 3.2カレラがブレーキの不具合で
入庫です。
この年式までのカレラはキャリパーの素材が鋳鉄であまり乗らないで
いるとピストンが固着して引きずりをおこす事がシバシバ・・・
チャッチャと終わらせてしまえとキャリパーを外して錆を取り除き
お掃除して・・・
前もってオーダーしておいた部品がちょっとした手違いがありまだ
届かない
残念何がら仕上げは明日へ。。。です
ポルシェ993の納車点検整備。
先日にほぼ作業も終了し、今日は明日の陸送に向けた最後の
仕上げで作業完了となります。
細かいところですがETCもセットアップしておきます。
内外装の清掃も終わり最後にワイパーブレードを新品に。
最後の最後の作業はバッテリーの交換です。
すべての作業がこれで終了。
あとは明日の陸送を待つばかりです。。。
ポルシェ964のステレオスピーカー。
オーナーの方はご存知とも思いますが純正スピーカーはコーン部
の材質が悪く古くなってくるとどうにもこうにも目も当てられない状態
になってしまいます。
フロントスピーカーは割と16cmサイズ位な物がすんなり収まります
が困るのはリアでどうしたものかと思う事も
で、今回はそのリアスピーカーの交換です。
オーダー的には純正っぽく・・・だそうで。
まずはスピーカーネットを外します。この部品はツメではまってるだけ
なのですが現在、新品部品は生産終了してるようで・・・
割らないようにドライヤーで暖めながら慎重に外します。
ネットを外しあとはビス4本でスピーカー本体が外れます。
このスピーカーは年式などによってまちまちで964はこのような
フレーム一体型の物が使用されてる事が多いです。
上写真右が古いスピーカー。左が今回使用するオーバル型3WAY
スピーカー。純正のネットを使用するため中央のフレームを使いま
す。このフレームは純正品で993や944でも使用されてます。
純正のフレームを使用する事で純正のネットも付けられるようになります。
仕上がりはこんな感じで中をよ~く覗かないと判らないです。
先日から続いてましたポルシェ993の納車点検整備。
今日でほぼ9割9分の作業も終わりです。
ロードテストも終え、最後にシステムテスターにて故障診断です。
作業前にも一度見てるので確認の意味でテスターを入れます。
当然問題なし
今回のお車は徳島と遠方への納車となります。
最後にボディ&内装のお掃除をして週末の陸送を待つ感じになります。
徳島のB様。 後もう少しでそちらに向かいますので楽しみにお待ち
ください。
今日も続きますポルシェ993の納車点検整備もいよいよ終盤。
今日は早速、先日発見してしまったステアリングラックの
交換修理からです。
運よくリビルト品の手配もすぐにつき外しにかかります。
ラックを留めているボルトは再使用してはいけません。
新品ボルトを付ける際もネジ部はキレイに清掃して油分を取り除き
付けます。(ボルトを再使用したりすると時たま異音の原因にもなっ
たりしますんで…)
最後はきちんと規定トルクで締めつけ終了です。
トルクレンチついでに最後の下廻りの締めつけ確認です。
まず緩んでる事はあってはいけないのですが特にブレーキ
キャリパーはきちんと確認しとかないと
ディーラー整備経験の名残なのかドライブシャフトもトルクレンチ
で確認です。その他も一通り確認して下廻りの点検整備も終了と
なります。
あとはオイル調整などをしながらロードテストをして問題なければ
ほぼ納車点検整備も終了です。