昨日に続いてポルシェ993の納車点検整備。
今日は下廻りです。
まずは全体的に目視&計測。
ブレーキ回り、パットは前後ともに8分以上あるようで問題なしです。
ポルシェの場合、ディスクローターの減りも結構早いので測ります。
今回のクルマはまぁ、予想通りですが全く問題なしでした。
ところが予想外な事が
見た目問題なさそうなステアリングラックですが
ブーツを捲って覗いてみると微妙にですが右側のほうからオイルが
滲み始めてるではないですか。。。
通常、整備でお預かりするクルマではこういうふに捲ってまでは点検
しないのですが今回は納車点検と言う事で・・・
すぐにどうのこうのって感じではないのですが見てしまったからには
お高い部品ではありますがオーバーホールするしかありませんね
これはリビルト品を至急に手配しなくては
他、下廻りは問題なさそうなので気を取り直して油脂類の交換。
まずはエンジンオイル。フィルターも当然交換します。
993はご存知の通りフィルターを2個使用してます。
こんな面倒なトコに2個目は付いております。
オイルの油量調整は最後にするとしてとりあえず約8L位入れておきます。
で、ミッションオイル交換して終了です。
あとはステアリングラックを修理して全体の締めつけを点検して
下廻り作業は終了となるはずです
先日にご成約いただきました1997yモデル ポルシェ993カレラS
エアロヴァージョン。
今日から納車点検整備に入ろうかと思います。
自分の勝手な予想では元当店の管理ユーザー車だしそれ程手間は
かからないはず…
まずはエンジンルーム内。
フューエルフィルターは数千キロ前に交換済みなので問題なしです。
エアフィルター。
こちらは距離関係なく汚れてるので交換です。
ベルト類。
これは何故か寿命が短いのでそれ程痛んでは無かったのですが
ファン・オルタネーター・エアコンと3本ともに交換です。
ディストリビューター。
キャップは前に交換してたのでキレイな物で問題なし。
一応清掃して取付です。
本体はベルト交換済みなので問題なし。
ローターも痛んでないので清掃して取り付けです。
スパークプラグ。
こちらも以前交換してたので問題なかったのですが12本点検する
ついでにココは後々交換する時に面倒な部分でもあるし交換しとき
ました。
エンジン関係消耗品の点検・交換作業はこの辺で終了です。
ここまでは予想通り手間無く順調にきてます。
明日は、シャーシ関係に移っていきたいと思いますので。。。
エアコンの風が突然出なくなったというポルシェ964が入庫です。
診てみるとまったくブロアモーターが廻ってません。
やはりですがヒューズが飛んでる。
ちなみにですがエアコンブロアファンのヒューズは前でなく後ろ、
エンジンルームにあります。
原因は
右側のブロアファンが逝っておりました。
このファンを交換するのにはヒューズボードなどが収まっている
クロスパネルという仕切り鈑を外さなくていけません。
クロスパネルを外すとこのようにファンが出てきて交換できます。
外した物を点検するとメッチャ重たく抵抗でした。。。
定期点検でお預かりしましたポルシェ993。
ファンベルトを交換しようとプーリーのナットを外しても何故かプーリー
が外れてこない なんか咬みこんでるくらい硬い。。。
アレッ?と思い一度元に戻してエンジン始動。
やはりという感じで上写真の角度でにらめっこすると微妙にファン
ベルトがプーリと一緒に振れてるではないですか
再度、分解してプーリーは傷つけないようにベルトを切断して
テンションを抜いて外してあげました。
で、最後の一枚だけをボルトで締めつけインペラーとの隙間を
測ってみると・・・
インペラー自体、硬尺を当ててる所はそれ程の精度で造られては
無いですがあきらかに狭い所と広い所がありました。
おそらく原因はホイールハブ(ベアリング)かと思いますが・・・
その振れが原因で変な力がかかりプーリーが咬みこみ気味になっ
て外れなかったと思われます。
オーナーさんに相談したところインペラー自体も腐食・クラックも
入り始めてるので国内に部品があれば交換したいとの事。
でも、今日は日曜日で部品の在庫が判りません。。。
週明けにお調べしてのご報告になります
当店に初めてお越しいただきました96y ポルシェ993。
オイル交換のご用命だったのですがアンダーカバーを外してみると
一生懸命にシール剤でオイル洩れを止めようとした跡が
どうも購入したばかりなようでオイルも何を使用してるか解らないらしい。
抜いてみるとそれほど悪い物ではなさそうですが若干軟らかすぎるよう
に感じます。
漏れの感じからすると絶対ではないですが当店お勧めの硬めなオイル
&洩れ止め剤で改善できるのでは?
そんな説明をした所、オマカセと言う事になりました。
今回使用するオイルは通常は15W-50を使用する所を20W-60の
部分合成油になります。
そこにNUTECさんのNC-81plusというオイルシーリング剤を2本補充
します。
このパターン。結構いい結果を出してくれる事が多く事あるごとにお勧
めしております。ただ即効性は無いので3~6ヶ月スパンで様子を見て
いきます。
これでしばらく乗って頂き良い結果が出るといいですね。。。
マメな方はよくポルシェの部品などを海外通販などで購入する
方も多いでしょう
実際、当店でもそういった部品を持ち込まれる方もいらっしゃいます。
当店では一応はそう言った物でも持ち込みはOKとしてますが部品の
不良があった場合などは面倒もみれませんし工賃的にも2回やれば
倍の請求となってしまうのであまりお勧めしてません。
だからと言って当店でもすべて純正品を使用してる訳ではございません。
上写真はポルシェ993用のヘッドライトレンズ。 純正品ではありませんが
BOCSH製(純正も同じです)で直接供給してくれる物です。
純正定価は現在、17955円。ボッシュ定価は9765円と約半分。
(中には純正定価のほうが安い物も混在するので注意が必要ですが・・・)
何が違うかって・・・ 外箱がPORSCHEかBOCSHって事ぐらいですかね。。。
1990yモデル ポルシェ964。
なんかトルク感もなくパワーが無いような
久しぶりに見ました。
右側のデスビローターは1番に向いてるのに左側が飛んでも無い
方向に向いてるの解ります
ばらした所の図です。
見事にベルトが切れておりました。
ちなみに走行距離は59000キロ。 デスビの交換歴は見た感じでは
無さそうのな雰囲気。記録簿などの履歴でも発見できませんでした。
みなさんもお気を付け下さい。気になる方は来て下さればご相談に乗
りますので
車検整備でお預かりしていましたポルシェ993。
整備も一通り終了し最後にエンジンオイル量の調整をしていたら
油温が上がってるにもかかわらず電動ファンが廻らない・・・
時たまある事で気軽にファンレジスターとかリレーの不良かなと
思って点検していたらヒューズが切れてる。。。
原因は
電動ファン本体でした。ヒューズを入れ替えて廻してみると低速は
廻るのですが高速に切り替わると途端に切れてしまう。。。
で、ファンの交換で解決ですが交換はこんな感じでシュラウドから
モーター単体を外して交換となります。。。
なぜか良くある事なのですがポルシェ964のオイルクーラーの
電動ファン作動不良。
今回は廻らない訳ではないのですが廻って止まってを繰り返し
てしまうという症状。
右フロントのインナーフェンダーを外すとオイルクーラーが丸見
えになるのですが。。。
作動不良の原因の一番人気、ファンレジスター。
今回は温度センサーも一緒に交換します。
この車、おそらく一度もレジスターを交換した事が無いようで
オリジナルの位置のままでした。(写真では写らないくらい奥
のほうに付いてるんです。)
今ではメーカーの指定でファンの風があたるようL型ステーで
このように付けるようになってます。
固定が終わったらちゃんと高回転・低回転と両方作動する事
を確認して終了です。
1990yモデルのポルシェ964。
今回、ナビ取付依頼&古いレーダーの撤去他です。
なんか前オーナー様がシガーソケットやら配線むきだしで
気に入らないとの事でした。
で完成図。 最近のナビはHDDなんでDVDなども再生できるため
助手席側に本体を吊り下げました。
モニターは外観を損なわないように定番の灰皿位置に取付です。
一昔前のDVDナビとかでしたらあまりDVD再生などもしなかったので
椅子の下などに隠してたんですけどね。。。