「出口だけでも変えたいなぁ」というご要望でマフラーカッター

のみを製作してみました。

こと”ｓ”ボディだとなかなか社外品が売って無いらしく純正

アクセサリー扱いのものはお値段的にも…という事でした。

特にノーマルでも悪くはないのですがちょっと何かを変えてみた

かったらしいです。

素材はステンレスで2重構造。

お客さまも満足されてお帰りになられました。。。

まったく気がつかない私もどうかと思いますが…

センターコンソールの写真ですが何が違う??

正解がこちら。

エアコンスイッチと集中ドアロックボタンの順番が逆になってました。

オーナー様に指摘されるまで気が付きませんでした。

この辺は積み木状態でできてるので一番上のハザードスイッチの所

以外はどのようにでもなるんです。

入れ替えるのには裏側の配線を一度外さないとできないのでそんな

簡単にはいきませんがちょっとお預かりして入れ替えておきました。。。

日曜日の夜に発注のＦＡＸを流して帰ったボクスターのステア

リングロックハウジング。

今日、会社に来て見ると在庫ありで今日届くとの事で

早速バラしにかかります。

で、外したハウジング（下）と今日届いた新ハウジング（上）。

その昔、カプラーの刺さるスイッチ部分だけ他メーカーの同じ

部品（ポルシェではASSY供給のみなので）を取り寄せて交換

した事もありましたが、どうもハウジング自体にも原因がある事が

あるらしく最近はASSYでの交換がお勧めらしいです。。。

この年式の3.2エンジンは後の964・993などに比べると

それほどｵｲﾙ洩れするエンジンではないのですが…

下回りを覗くと左バンク、ヒートシールド付近がびっしょりでした。

原因はおそらくコレ↑

カムシャフトなどを潤滑したｵｲﾙをクランクケースに戻す

リターンチューブのＯリングかと思われます。

車上で交換する場合はこのような２分割され収縮するチューブ

で対処します。

今回は左側が主だったのですがオーナー様のご意向で右バンク

も交換、計４本の交換となりました。

自分の車だと走ってる姿を後ろから見ることも中々ない

ので切れていても気がつかない方も多いと思います。

で、新品に交換です。

気が付いてしまうと気になってしまうものですね。

定番のタペットカバーからの洩れです。

今回は予算の都合もあり酷すぎる左バンクのみの修理。

まずはインテーク側ですがカバーは再使用でブッシュのみ

一度抜いてシーリングしてガスケットを交換。

ブッシュはこのように打ち込んであるだけなのでシール剤

を塗って打ち込んであげます。

一番酷かった左バンクのＥＸ側カバー。これじゃ白煙モクモク

ですね。

こちらはカバーも新品に交換。（新品カバーもブッシュは一度

抜いてシーリングしてあげています。）

綺麗に洗って組みつけて完了。

何気にこの洗浄が一番の手間だったりします。。。

ナント！クランクプーリーがぶっ飛んでのご入庫。

左がぶっ飛んで破損したプーリー。右は純正新品。

並行車という事もありエアコンも後付け社外品で使えてないので

予算の都合もありエアコンレス用シングルプーリーを取り寄せま

した。比べると社外であろうプーリーにはボルトを締め付ける時に

固定する丸穴もありません。どうやって締め付けるのか聞きたいと

こです。（コレ、きちんと規定トルクで締めてないでしょう…が原因

なんじゃ）

で、問題はクランクシャフト。プーリーの位置決めのピン穴も

破損。。。よく見るとピン穴の奥の方がかろうじて残ってるようだ

ったのでなんとか組みつけられそうな感じも。本来ならアウトです

がご予算もあってオーナー様に確認していただき組みつけかな?!

殆ど納車整備的なものも必要ないくらいに当店で

面倒をみさせていただいてた個体なのですが若干

の取り付け物があり２人がかりで急いで作業して

ます。

その一つ、HIDの取り付け。

何気に久しぶりの作業でした。向かって左が純正ハロゲンで

右が今回取り付けしたHID　35Ｗ　6000Ｋです。

順調にいけば明日、登録してご納車の運びになります。。。