ポルシェ964なのですが以前にお預かりした際に
指摘していた部分。
通常、付いているはずのエンジンカプセルという
カバーが付いていなくプラグコードが直接、触媒に
触れてしまって非常に良くないと思われる状態。
で、今回はそのカバーを付けると言う事での作業。
ついでにこの黄色いコードも古そうだしデスビ関係も
メンテした形跡が無いので一式交換する事に。
964のプラグコードはツインプラグなのでセンターコード
まで入れると合計14本。。。思ってる以上に交換には
手間がかかります。
今回使用したコードはお客様のご希望で永井電子さん
の物。(個人的には純正が好みなのですが…)
プラグコードクリップも全滅してたので新たに取り付けました。
でカバーを付けてまとめるとこんな感じです。
見た目にも触媒とクリアランスもとれこれで
安心してお乗りいただけますネ。。。
これも度々ご紹介してるとは思いますが
1989yまでのポルシェ911系によくある
下廻りからの「キコキコッ」っていう異音。
多いのがこのフロントトーションバースプリングからの
異音。上写真のエンドキャップは車高にも関わってく
るので脱着の際は何か所かマーキングしておきます。
キャップを外すとこのようにトーションバースプリング
がお目見え。案の定、グリスが切れてサビサビ状態。
掃除してグリスアップしてあげて終了。
ほぼこれで異音は解消されるはずなのです。。。
車検でお預かりしてるポルシェ964のご用命事項
の中に「ウォッシャータンクがすぐに空になってしまう」って
のがありました。普通に考えるとタンクに穴でも・・・
と思うのですが一旦水を入れてみると・・・
一生懸命、タンクをにらんでいたのですがまったく
洩れてこないと思ったらナント!! ヘッドライトウォッ
シャーノズルから水がたらたら止まりやしない???
もしやと思いバンパー下から覗くとタンク→チェックバルブ
→左右に振り分けとホースが繋がるはずなのにチェックバ
ルブが付くはずな所に何やら見慣れない物が…(上写真○印)
外した物がコレ。
ただのT型ピースでこいつでタンクからの水を
左右のヘッドライトウォッシャーに振り分けてあ
りました。
これではタンクの水が止まる事無く流れっぱな
しにもなる訳です。
過去に周辺を修理した形跡もあるのでその際、
チェックバルブを付けずにこんな事をしてしまっ
たのでしょうね。。。
で、正解がコレ。
これで問題解決です。。。
昨日に引き続きポルシェ993のメンテナンス。
今日で最後になります。
先日、F/Rショックアブソーバーの交換も終わり
後はブレーキのメンテを終わらせ4輪アライメント
調整。
ブレーキもローターのミミがすごい状態で測ってみ
ると研磨できるどころか摩耗限度をはるかに超え
パットもセンサーと擦れ始めてる状態でした。
で、フロントショック&パット&ローターも新品に。。。
リアも同様&写真には写ってないですがドライブ
シャフトブーツも全交換でした。
この後、アライメントも調整し今回の作業はすべて終了。
ちょっとビックリするくらいの費用がかかってしまいました
が車は当然、以前とは別物と言ってもいいくらい気持ちヨイ
感じになりましたョ。。。
先日からチョコ々と続いてますポルシェ993のコンディション
チェック後のメンテナンス。
今回はダンパー交換。
上写真は左フロントダンパーですがスプリングの
お皿がテカッっていてダンパーからオイルが洩れ
てるのが判ります。
左がオイル洩れしてる左フロントダンパー。
完全に抜けていてロッドを引っ張ってもヒュ~ッて
下がってしまいます。これじゃせっかくの性能も発
揮できませんね。
今回は純正で無く定番のビルシュタインを使用して
の交換となりました。
作業も大詰めで大物も後はブレーキを残すのみです。。。
ポルシェにお乗りの方はご存知かとも思いますが
空冷モデルはドライサンプ方式を採用しておりエン
ジンオイルの量を測る際、アイドリング状態で調整
するのはご承知かと・・・
と、言いながらも時たまエンジンを止めた状態で量を
調整し入れ過ぎて白煙がモクモクって事をやらかす方
がいらっしゃいます。
今回の964もそんな感じ。最悪はエンジンを逝かせて
しまう事もあるのですが一回抜いって再調整しとりあえ
ず普通な感じになったのですが・・・
乗りながら様子みていると突然白煙が出て
くる??? しばらくすると白煙も消え普通な感
じに戻っちゃう?!
エンジンに何か起こり始めてる???
もしやと思いインテークマニホールドを少し
剥ぐってみると・・・何やらオイルらしき物が
垂れてきました。
コレはと思い比較的外しやすい左バンクの
マニホールドを外してみるとご覧の通りです。
少なく見ても100cc位はオイルが出てきまし
た。オイルを入れ過ぎた時に廻ってしまったオ
イルがマニホールドの下の方に溜まっているよ
うです。もしかしたら白煙の原因もコレかもしれ
ません。
オーナー様とご相談の結果、インテークマニホ
ールドを外して清掃してみる事になりました。
それで治って頂けると助かるのですが・・・ネ
先日から続いてるポルシェ993のコンディションチェック後
のメンテナンス。
色々とやる事もあるのですが部品も若干揃って無い物もあり
他の仕事の合間を見ながら進めています。
先日はタペットカバーからのオイル洩れ修理をし、
今回はドライブシャフトブーツ切れ修理です。
ブーツも4個中3個がブチ切れてました。
そんなんで1個だけ再使用するのも何なんで
4個とも交換しちゃいます。
964までのそれと違い993のドライブシャフトブーツ
交換は骨が折れます。。。
さて次は何を・・・
先日、コンディションチェックに来て下さったポルシェ993。
半年前位前に某ポルシェ専門店にてご購入された固体
だったのですがチェックしてみると色々と出てきちゃいま
して・・・
その日は今後のメンテメニューを考えていこうと言う事で
一旦お帰りになったのですが・・・
数日後、意を決したのか一通りきちんとメンテして
乗りたいと言う事でご入庫。
まずはタペットカバーからのオイル洩れ修理。
EX側はもちろんですがIN側からも洩れてるので
両方ともに手を入れます。
IN側はカバーは再使用でブッシュのみ打ち替えて
シーリング。EX側は新品を使用しブッシュは勿論
シーリングし直します。
で、キレイに清掃し、取り付けて終了。
写真には撮ってませんがプラグも何故か番手違いな
物が入っていたので正規な番手に交換しました。
ポルシェ専門店で購入したはずなのに・・・???
この後もまだまだ続きます。。。
今回の作業は先が見えてきません。。。
12ヵ月点検でお預かりの1988yモデル ポルシェ911カレラ。
非常に丁寧に乗られてるお車のので手間無く終わると思いきや・・・
右内側のドライブシャフトブーツの切れを発見。
内側なら車上でも交換可能なんですが・・・
外側には若干の亀裂を発見。
このように捲らないと解らない位の亀裂ですが
切れてしまうのも時間の問題だし同じ右側なの
でシャフトを脱着してブーツを交換する事に。
交換も終わり取り付ける際はきちんとトルクレンチ
でね。ショックのボルトは125Nm…
一番きつく締まってるのはハブナット。
ここは460Nmと言う事でこのような大きなトルクレンチ
を使用します。決してインパクトレンチなどで締めちゃダメ
ですョ。
とか言いながら一通り作業も終了し、
最後に何故かまたビルシュタインR2000
カーボンクリーンを定期点検セット割引で施工。
施行後、ロードテストも完了し実務はほぼ終了
しちゃいました。。。
整備でお預かり中の1989yモデル ポルシェ911カレラ。
以前から気になっていたマフラーからの排気洩れ。。。
EU並行物の為、当時によくあった「日産触媒と呼んでいましたが・・・」
触媒がメインマフラーとがっちり溶接されています。。。
排気洩れの原因はメインマフラーの腐食ではあったのですが
こんな状況なのでどうしようかと・・・
でも、有ってよかった中古品って事で丸ごと交換。
新品はアホらしい値段しますネ。。。