ポルシェ993のプラグ交換。
何気にポルシェも964モデルまでは定期的にタッペット調整などもするので
一緒にプラグ交換したりしてましたが993からは油圧タペットでメンテフリー
になってしまった為、プラグ交換を怠っている場合も多いです。
964よりは外す物も少なく交換できるのですが何故か右バンクはマフラーを
外さないとプラグ交換できません。
964・993はツインプラグなので12本交換します。
特に上写真○印のプラグ。6番シリンダーのインテーク側のプラグ交換の為だけに
右バンクはバラさないといけなかったりします。
コレはやった事のある人でないと解りませんね。。。(>_<)
別件でお預かりしたポルシェ993。
作業も終わりロードテストに出かけるとどうも油温が高いような・・・
工場に帰ってきて確認するとオイルクーラーの電動ファンが廻っていないではないですか。
ポルシェも964・993辺りでの定番トラブルの一つです。
主原因は写真右側のファンレジスターの不良ってのが多いです。
今回も当たりでした。その場合、ついでと言っては何ですがお隣の温度センサーも
一緒に交換する事をお勧めしております。
交換後はこのように油温も安定しました。
夏前に気が付いてよかったです。。。
法定12ヵ月点検整備でお預かりしました1989yモデル ポルシェ911カレラ。
特に不具合は無いと聞いていたのですがしいて言うならばシフトレバーが変に
震える事があるとの事。
で、シフトレバーを触ってみるとやけにガタを感じる。
シフトブーツを剥ぐってリンケージ部分を見てみるとご覧の通りブッシュみたいなものが
割れてシフトロッドが遊んでしまってるようです。
左が外したもの。右が新品です。
名前的にはフリクションリングと言いますがシフトレバーのケースにシフトロッドが
遊ばないように固定させるように付いている物です。
交換したらバッチリとシフトレバーのフィーリングも戻り良かったです。。。^_^;
1988yモデル ポルシェ911カレラ。
路面の悪い所を走ると「キコキコ」と異音が出る固体が結構あります。
その原因はフロントのトーションバースプリングがケースと干渉してるってのが多いです。
フロントのトーションバーはロアアーム(Aアーム)の中(上写真黄線)にあり
前側はスプラインで固定され後ろ側(写真手前)はスプラインの切ってあるキャップ
をボルトでテンションをかけるような感じで固定されています。
ボルトを抜きキャップを外すとこのようにトーションバーが抜けてきます。
異音の原因は上写真○印。 バーとケースが擦れてるのが解ります。
それ自体は特に異常ではないのですがグリス切れで音が出てしまう事があるんです。
新しいグリスをバーに塗ってあげて組み直すとほぼ問題は解決です。。。!(^^)!
かれこれGW頃からお預かりしてます1989yモデル ポルシェ911カレラ。
このクルマ、なんと1オーナー車で走行距離も16万キロとエンジンのオーバーホールも
せずに調子良く頑張っております。
今回はそもそも車検でお預かりしたのですがこの際、長ぁ~いお付き合いをこれからも
するために色々と手を入れていこうと言う事に。。。
エアコンも一式リフレッシュ、ショックアブソーバーも4本交換。
で、外装でずっと気になっていたフロントリップスポイラーのガリガリ傷。
この際、気持ちよく交換する事にしました。(実際見ると写真よりクルマがシャキッとします。)
ちなみにこの純正リップスポイラーはこんな感じで固定されてるんです。。。
今回のご請求、、、まだ計算してませんが結構恐ろしい感じかも・・・です。(/_;)
ポルシェ964・993にはミキシングフラップモーターというよくも壊れてくれる
人気商品的なモーター部品があります。
それがいかれると(上写真○印)今回ご入庫いただいた993のように運転席だけ暑かったり寒かったり、
はたまた助手席側がそんな感じになったりしちゃいます。
ちなみに手に持ってるのは新品部品でこのようなギザギザでフラップを動かすようになってます。
この手のトラブルは8割方このモーターの交換で治ってしまいますが一応フラップの
作動点検もしてみます。ACのダイアルを一番低い温度にするとこのようにフラップが閉じて
ヒーターの流れを遮断します。
で、温度設定を暑いほうに廻していくと当然このようにヒーターのフラップが開いていきます。
こんな単純な物ですが何故に壊れちゃうんでしょう???
ここにきて今年もエアコン修理の依頼が増えてきました。
先日は3.2カレラでしたが今回は1996yモデル ポルシェ993です。
完全にエアコンガスが抜けている状態での入庫。
オーナー様に聞いたところ、以前にもエアコン本体を修理した記憶が・・・との事。
でも点検の結果、エバポレーター・エキスパンションバルブ付近がどうも怪しい。。。
で、よくよく見てみるとエキスパンションバルブを留めているボルトがナメまくっている
ではないですか。おそらく何処ぞでこのバルブを交換したのかな???
でも主原因はどうもエバポレーター側にあるようでエキスパンションバルブの
刺さる側が完全に腐食しておりました。
エバポレーター本体を取り外してみるとこんな感じに汚れが詰まっていました。
これを見てもおそらく以前の修理ではこのエバポレーターは交換してないように
感じます。。。
新品のエバポレーター&エキスパンションバルブに交換して組み付けが終わりましたら
漏れが無いか真空引きをして点検です。小一時間放置してもきちんと真空を保持してる
ので特に他は大丈夫そうです。
これで規定量のガスを充填して検知器で漏れのない事を確認して終了となりました。
長らく続いてました1988yモデル ポルシェ911カレラの納車点検整備。
今日でほぼ最後の作業になります。
機関の整備も終わり最後はエンジン調整。
触媒前での排ガス濃度を調整していきますが排ガスのサンプリングホールがご覧の通り
サビサビで過去にほとんど触っていなかったような感じ。
コレは絶対に折れるな・・・と思いきや案の定、折れてしまいました。(まぁ、良くある事ですが・・・)
そのような場合はドリルで揉んでタップを立てていきます。
出来上がったら新しいボルトを入れて完成。
(当然ですが汎用のボルトでなくポルシェ純正のボルトを入れます。)
そしたらはれてエンジン調整。
このように排ガステスターを差して計測します。
で、最初はO2センサーを切って調整していきます。
もう20年以上前のクルマなのに中々な数値が出せました。
既定の数値が出たら今度はO2センサーを入れて計測してみます。
これまた今となっては目づらしく!?きちんとO2センサーが効いてる数値が出てきました。
最後はアイドル調整。
写真の黄丸の赤く塗ってあるリレーみたいな物は自作のアイドルコントローラーの
キャンセラー。これを使いコントローラーをOFF状態にして回転数を調整してあげます。
これは結構狂ってるクルマが多いですね。。。
これで一通りの作業が終了。
この後、陸運局で中古新規登録を無事に済ませ納車点検整備は終了となりました。
これで金曜日に予定していますご納車もいけますかね。。。
終盤にきてます1988yモデル ポルシェ911の納車点検。
大まかな整備も終わり今日は内外装のお掃除です。
磨きが終わったら来週明けにはナンバーを取得。
最後にエンジンの微調整などをして納車準備完了の予定でございます。
ずっと前から走行不安定を訴えていたポルシェ993が入庫です。
以前に左フロントを突きあげた事があるらしくショックアブソーバーからは
オイルも滲んできており良く見るとホイールも一部に歪みがある状態。
タイヤを新品にしたと言う事でアライメント調整するにも今が良いと提案した所で
の入庫となりました。
今回のメニューとしてはショックアブソーバー4本の交換&左フロントホイール交換。
そして最後にアライメント調整という感じになります。
それにしても今まで使っていたショックアブソーバー(上写真)。案の定、左側は
完全に抜けておりご覧のような状態でした。(>_<)