空冷ポルシェの赤キャリパーと言えば大体ターボ用と思われると
思います。
そんな事でお客様からお問い合わせが…
「ポルシェ993カレラS エアロヴァージョンのブレーキは赤くなっ
てるがどうなんですか?」
そう、993の赤キャリパーはターボかカレラ4Sに使用されてます。
2駆のカレラSはターボボディでもキャリパーが通常の黒い物が付
いてるのに確かにエアロヴァージョン(限定モデル)のブレーキは
赤いんです。
良く見ればすぐ解るとは思うのですが上写真はカレラSエアロVrの
フロントキャリパーです。メジャーでざっと24cm。
こちらはカレラ4Sのフロントキャリパー。30cm位あります。
一応リアも。カレラSは22cmです。
こちらカレラ4S。24~5cm位になってます。
どれもメジャーで適当に測っただけなのであくまでも目安ですョ。
結果、当然ですがカレラ4Sはターボと同じ正真正銘の赤キャリです。
ですがカレラSエアロVrは通常のキャリパーが赤くなってるだけです。
ポルシェさんもうまくやってるもんでブレーキパットはターボ(カレラ4S)
リア用 = カレラ用フロントって感じで同じ物を使用。
このッパターンにもれず993カレラのリア用は964のフロントと同じだっ
たりもしちゃうんです。。。
空冷ポルシェでCDIを使用してるモデルと言うとSCやターボ。
そのCDIが故障すると高価で(>_<)って感じ。
そこで最近はMDIに交換ってこともシバシバ。
このMDI。確かに性能は誰でも体感できるくらい良くエンジンの始動性、
アクセルのレスポンスも格段に向上するんでお勧めしております。
が、若干な注意点も…
上写真は1989yモデル 911ターボのデスビです。
左が使用していた物。右が新品です。
1年位しか使用してないのですが古いほうを良く見てみてください。
黒い部分が一部剥がれかけてきてます。
MDI装着により点火系が強化された事でこの辺に無理がかかってき
てるのかもしれません。
こんな事もあるのでMDIを使ってる方はたまに見てあげてくださいね。。。
昨日、ちょっとした手違いで届かなかった89yポルシェ911の
ブレーキパーツ。
今日はちゃんとすべて揃い組み上げです。
引きずりで錆錆だったフロントブレーキキャリパーも組むだけに仕上
げてたので新しいシールキットを入れながら組み上げです。
89yまでのキャリパーピストンには角度的向きがあるのでのでこんな
プレート(お手製ですが・・・)を使って組んでいきます。
今回はローターも新品に交換。この辺はきちんとトルクレンチを
使います。
ローターを新品にするので当然パットも新品です。
何故か89yまでのフロントパットはセンサーが途中から変更に
なっていまして古い物が付かないので注意が必要です。。。
で、完成図。これで引きずりも解消ということで一安心です。
ただ、また放置してるとピストンが固着しちゃいますのでたまには
乗ってあげてください
1989yモデル ポルシェ911 3.2カレラがブレーキの不具合で
入庫です。
この年式までのカレラはキャリパーの素材が鋳鉄であまり乗らないで
いるとピストンが固着して引きずりをおこす事がシバシバ・・・
チャッチャと終わらせてしまえとキャリパーを外して錆を取り除き
お掃除して・・・
前もってオーダーしておいた部品がちょっとした手違いがありまだ
届かない
残念何がら仕上げは明日へ。。。です
ポルシェ993の納車点検整備。
先日にほぼ作業も終了し、今日は明日の陸送に向けた最後の
仕上げで作業完了となります。
細かいところですがETCもセットアップしておきます。
内外装の清掃も終わり最後にワイパーブレードを新品に。
最後の最後の作業はバッテリーの交換です。
すべての作業がこれで終了。
あとは明日の陸送を待つばかりです。。。
ポルシェ964のステレオスピーカー。
オーナーの方はご存知とも思いますが純正スピーカーはコーン部
の材質が悪く古くなってくるとどうにもこうにも目も当てられない状態
になってしまいます。
フロントスピーカーは割と16cmサイズ位な物がすんなり収まります
が困るのはリアでどうしたものかと思う事も
で、今回はそのリアスピーカーの交換です。
オーダー的には純正っぽく・・・だそうで。
まずはスピーカーネットを外します。この部品はツメではまってるだけ
なのですが現在、新品部品は生産終了してるようで・・・
割らないようにドライヤーで暖めながら慎重に外します。
ネットを外しあとはビス4本でスピーカー本体が外れます。
このスピーカーは年式などによってまちまちで964はこのような
フレーム一体型の物が使用されてる事が多いです。
上写真右が古いスピーカー。左が今回使用するオーバル型3WAY
スピーカー。純正のネットを使用するため中央のフレームを使いま
す。このフレームは純正品で993や944でも使用されてます。
純正のフレームを使用する事で純正のネットも付けられるようになります。
仕上がりはこんな感じで中をよ~く覗かないと判らないです。
先日から続いてましたポルシェ993の納車点検整備。
今日でほぼ9割9分の作業も終わりです。
ロードテストも終え、最後にシステムテスターにて故障診断です。
作業前にも一度見てるので確認の意味でテスターを入れます。
当然問題なし
今回のお車は徳島と遠方への納車となります。
最後にボディ&内装のお掃除をして週末の陸送を待つ感じになります。
徳島のB様。 後もう少しでそちらに向かいますので楽しみにお待ち
ください。
今日も続きますポルシェ993の納車点検整備もいよいよ終盤。
今日は早速、先日発見してしまったステアリングラックの
交換修理からです。
運よくリビルト品の手配もすぐにつき外しにかかります。
ラックを留めているボルトは再使用してはいけません。
新品ボルトを付ける際もネジ部はキレイに清掃して油分を取り除き
付けます。(ボルトを再使用したりすると時たま異音の原因にもなっ
たりしますんで…)
最後はきちんと規定トルクで締めつけ終了です。
トルクレンチついでに最後の下廻りの締めつけ確認です。
まず緩んでる事はあってはいけないのですが特にブレーキ
キャリパーはきちんと確認しとかないと
ディーラー整備経験の名残なのかドライブシャフトもトルクレンチ
で確認です。その他も一通り確認して下廻りの点検整備も終了と
なります。
あとはオイル調整などをしながらロードテストをして問題なければ
ほぼ納車点検整備も終了です。
昨日に続いてポルシェ993の納車点検整備。
今日は下廻りです。
まずは全体的に目視&計測。
ブレーキ回り、パットは前後ともに8分以上あるようで問題なしです。
ポルシェの場合、ディスクローターの減りも結構早いので測ります。
今回のクルマはまぁ、予想通りですが全く問題なしでした。
ところが予想外な事が
見た目問題なさそうなステアリングラックですが
ブーツを捲って覗いてみると微妙にですが右側のほうからオイルが
滲み始めてるではないですか。。。
通常、整備でお預かりするクルマではこういうふに捲ってまでは点検
しないのですが今回は納車点検と言う事で・・・
すぐにどうのこうのって感じではないのですが見てしまったからには
お高い部品ではありますがオーバーホールするしかありませんね
これはリビルト品を至急に手配しなくては
他、下廻りは問題なさそうなので気を取り直して油脂類の交換。
まずはエンジンオイル。フィルターも当然交換します。
993はご存知の通りフィルターを2個使用してます。
こんな面倒なトコに2個目は付いております。
オイルの油量調整は最後にするとしてとりあえず約8L位入れておきます。
で、ミッションオイル交換して終了です。
あとはステアリングラックを修理して全体の締めつけを点検して
下廻り作業は終了となるはずです
先日にご成約いただきました1997yモデル ポルシェ993カレラS
エアロヴァージョン。
今日から納車点検整備に入ろうかと思います。
自分の勝手な予想では元当店の管理ユーザー車だしそれ程手間は
かからないはず…
まずはエンジンルーム内。
フューエルフィルターは数千キロ前に交換済みなので問題なしです。
エアフィルター。
こちらは距離関係なく汚れてるので交換です。
ベルト類。
これは何故か寿命が短いのでそれ程痛んでは無かったのですが
ファン・オルタネーター・エアコンと3本ともに交換です。
ディストリビューター。
キャップは前に交換してたのでキレイな物で問題なし。
一応清掃して取付です。
本体はベルト交換済みなので問題なし。
ローターも痛んでないので清掃して取り付けです。
スパークプラグ。
こちらも以前交換してたので問題なかったのですが12本点検する
ついでにココは後々交換する時に面倒な部分でもあるし交換しとき
ました。
エンジン関係消耗品の点検・交換作業はこの辺で終了です。
ここまでは予想通り手間無く順調にきてます。
明日は、シャーシ関係に移っていきたいと思いますので。。。