エアコンの風が突然出なくなったというポルシェ964が入庫です。
診てみるとまったくブロアモーターが廻ってません。
やはりですがヒューズが飛んでる。
ちなみにですがエアコンブロアファンのヒューズは前でなく後ろ、
エンジンルームにあります。
原因は
右側のブロアファンが逝っておりました。
このファンを交換するのにはヒューズボードなどが収まっている
クロスパネルという仕切り鈑を外さなくていけません。
クロスパネルを外すとこのようにファンが出てきて交換できます。
外した物を点検するとメッチャ重たく抵抗でした。。。
定期点検でお預かりしましたポルシェ993。
ファンベルトを交換しようとプーリーのナットを外しても何故かプーリー
が外れてこない なんか咬みこんでるくらい硬い。。。
アレッ?と思い一度元に戻してエンジン始動。
やはりという感じで上写真の角度でにらめっこすると微妙にファン
ベルトがプーリと一緒に振れてるではないですか
再度、分解してプーリーは傷つけないようにベルトを切断して
テンションを抜いて外してあげました。
で、最後の一枚だけをボルトで締めつけインペラーとの隙間を
測ってみると・・・
インペラー自体、硬尺を当ててる所はそれ程の精度で造られては
無いですがあきらかに狭い所と広い所がありました。
おそらく原因はホイールハブ(ベアリング)かと思いますが・・・
その振れが原因で変な力がかかりプーリーが咬みこみ気味になっ
て外れなかったと思われます。
オーナーさんに相談したところインペラー自体も腐食・クラックも
入り始めてるので国内に部品があれば交換したいとの事。
でも、今日は日曜日で部品の在庫が判りません。。。
週明けにお調べしてのご報告になります
当店に初めてお越しいただきました96y ポルシェ993。
オイル交換のご用命だったのですがアンダーカバーを外してみると
一生懸命にシール剤でオイル洩れを止めようとした跡が
どうも購入したばかりなようでオイルも何を使用してるか解らないらしい。
抜いてみるとそれほど悪い物ではなさそうですが若干軟らかすぎるよう
に感じます。
漏れの感じからすると絶対ではないですが当店お勧めの硬めなオイル
&洩れ止め剤で改善できるのでは?
そんな説明をした所、オマカセと言う事になりました。
今回使用するオイルは通常は15W-50を使用する所を20W-60の
部分合成油になります。
そこにNUTECさんのNC-81plusというオイルシーリング剤を2本補充
します。
このパターン。結構いい結果を出してくれる事が多く事あるごとにお勧
めしております。ただ即効性は無いので3~6ヶ月スパンで様子を見て
いきます。
これでしばらく乗って頂き良い結果が出るといいですね。。。
マメな方はよくポルシェの部品などを海外通販などで購入する
方も多いでしょう
実際、当店でもそういった部品を持ち込まれる方もいらっしゃいます。
当店では一応はそう言った物でも持ち込みはOKとしてますが部品の
不良があった場合などは面倒もみれませんし工賃的にも2回やれば
倍の請求となってしまうのであまりお勧めしてません。
だからと言って当店でもすべて純正品を使用してる訳ではございません。
上写真はポルシェ993用のヘッドライトレンズ。 純正品ではありませんが
BOCSH製(純正も同じです)で直接供給してくれる物です。
純正定価は現在、17955円。ボッシュ定価は9765円と約半分。
(中には純正定価のほうが安い物も混在するので注意が必要ですが・・・)
何が違うかって・・・ 外箱がPORSCHEかBOCSHって事ぐらいですかね。。。
1990yモデル ポルシェ964。
なんかトルク感もなくパワーが無いような
久しぶりに見ました。
右側のデスビローターは1番に向いてるのに左側が飛んでも無い
方向に向いてるの解ります
ばらした所の図です。
見事にベルトが切れておりました。
ちなみに走行距離は59000キロ。 デスビの交換歴は見た感じでは
無さそうのな雰囲気。記録簿などの履歴でも発見できませんでした。
みなさんもお気を付け下さい。気になる方は来て下さればご相談に乗
りますので
車検整備でお預かりしていましたポルシェ993。
整備も一通り終了し最後にエンジンオイル量の調整をしていたら
油温が上がってるにもかかわらず電動ファンが廻らない・・・
時たまある事で気軽にファンレジスターとかリレーの不良かなと
思って点検していたらヒューズが切れてる。。。
原因は
電動ファン本体でした。ヒューズを入れ替えて廻してみると低速は
廻るのですが高速に切り替わると途端に切れてしまう。。。
で、ファンの交換で解決ですが交換はこんな感じでシュラウドから
モーター単体を外して交換となります。。。
なぜか良くある事なのですがポルシェ964のオイルクーラーの
電動ファン作動不良。
今回は廻らない訳ではないのですが廻って止まってを繰り返し
てしまうという症状。
右フロントのインナーフェンダーを外すとオイルクーラーが丸見
えになるのですが。。。
作動不良の原因の一番人気、ファンレジスター。
今回は温度センサーも一緒に交換します。
この車、おそらく一度もレジスターを交換した事が無いようで
オリジナルの位置のままでした。(写真では写らないくらい奥
のほうに付いてるんです。)
今ではメーカーの指定でファンの風があたるようL型ステーで
このように付けるようになってます。
固定が終わったらちゃんと高回転・低回転と両方作動する事
を確認して終了です。
1990yモデルのポルシェ964。
今回、ナビ取付依頼&古いレーダーの撤去他です。
なんか前オーナー様がシガーソケットやら配線むきだしで
気に入らないとの事でした。
で完成図。 最近のナビはHDDなんでDVDなども再生できるため
助手席側に本体を吊り下げました。
モニターは外観を損なわないように定番の灰皿位置に取付です。
一昔前のDVDナビとかでしたらあまりDVD再生などもしなかったので
椅子の下などに隠してたんですけどね。。。
皆さんご存知のようにポルシェ964・993は定期的にディストリ
ビューターの交換が必要です。
今回、走行5万キロの964。交換しようと思ったら・・・
何か足りない そう、964も途中からベントチューブという
デスビベルトにエアを送るチューブが追加されたのですがこの車
には付いてませんでした。
過去にデスビ交換していれば普通のポルシェ屋さんなら気が付くはず。。。
今回、デスビ交換とともに付けます。こんな感じにホルソーなどで穴を空け
ていきます。
完成図。たまにリアガーニッシュにいく既存のチューブを2又にして
る物も見かけますがちゃんとポルシェさんでキット部品がありますの
で・・・
ポルシェも964・993モデルのオルタネーターのオーバーホール
の際はついでにやっておきたい物とは?
上写真はオーバーホールから戻ってきた964のオルタネーター。
空冷ファン・ハウジングとバラバラになっています。
こういう時、ついでにやっておきたい物とはこの
空冷ファンのベアリング交換。部品名的にはホイールハブと
言います。結構ガタや異音が出てる物が多いんです。
ファンから外したホイールハブ。単体はこんな形。。。
脱着の際はトンカチで叩いたりしては当然いけません。
このようにプレスなどを使用して組みこみます。
せっかくオーバーホールしても変な音が出たりするとガックリ
しちゃいますからね。。。