フロント右側辺りにオイルが垂れてくるという事で1991yポルシェ964
が入庫です。
原因はいたって定番のオイルクーラーホースのカシメ部分からの
洩れです。(写真を撮る前にキレイにスチーム洗浄してっしまいま
した)
純正部品ですとホースとパイプのアッセンブリー供給で1本7万円
近くしてしまいます。
もちろんディーラーさんはASSY交換となりますが当店を含め街の
ポルシェ屋さんはカシメを切開してホースのみ交換する事が多い
と思います。
交換後はこんな感じになります。
一応、当店ではクランプを2重掛けしております。
インナーフェンダーを付けてしまうと見えない部分ではありますが。。。
1991yモデル ポルシェ964C2 MT車のシフトレバーをセンターコンソール
をごっそり外して丸裸にした状態の写真です
今回、シフトレバー廻りをリフレッシュという事でこれからバラバラに
していきます。
シフトレバーをばらしていくとざっとこんな感じになってます。
最も重要なのが写真右側の半月上の黒いスリーブブッシュです。
コレがシフトレバーの下にあるチューブ上を前後左右と動きシフト
していきます。古くなると擦り減ったり割れてしまったりもします。
もうひとつ重要な部品がコレです。 シフトロッドのように見えますが
シフト用のロッドではなくシフトレバーの支点になるロッドなんです。
一方のブッシュはシフトレバーの一番下側に刺さりもう一方は車両
前方にあるクロスメンバー付近のステーに刺さってます。
ここ数年、このロッドのブッシュがヘタリ欠落してギアが入らなくなり
レッカーで入庫してくる車がボチボチ出てきています。
気になる方は是非とも交換したい部品ですね。ちなみに予兆見たい
なものはまったくありませんので。。。
今回のクルマはすり減っていたもののクラックなども入ってはいません
でしたが当然交換しました。
梅雨も明け暑い日が続いてます。
こうなってくると非常に多くなるエアコンガス補充。
当店のポルシェユーザーさんの約7割の方が昔ながらのフロンタイプ
のエアコンを使用してます。
今日ご来店のお客様もやはりそのタイプ。
最近は代替えタイプを使用してますがやはりコンプッレサーへの負担
も大きいようで異音を発生させ始めてる固体も多いです。
できればR134aへ変換をお勧めしたいところですけど・・・
そんな事でお悩みの方、ご相談下さいね。。。
ブレーキ鳴きが酷いという事でポルシェ993が入庫です。
元々ブレンボ製ブレーキキャリパーを使うようになった928・964モデル
辺りから結構悩まされる事もあったブレーキ鳴き
点検してみるとパッドの残量も少なくセンサーに擦れ始めてる感じ。
それもフロント・リアともにです。ローターには端にミミが出てるし交換
or研磨ですね。
ローターの厚みを計測してみたところフロントディスクローターは研磨
不可と言う事で交換です。
リアのローターはギリ研磨可能でした。
研磨を終えて戻ってきたリアディスクローター。
後は鳴き止めのグリスを要所に塗って取り付けて完了です。
ポルシェ993。 エアコンガス漏れにて入庫です。
さすがにこの暑さに耐えられず修理となりました。
ガスを入れて1シーズンもてば・・・って方が多いのですが今回は1ヶ月
ももたずにでした。
原因は964・993の定番の エバポレーターです。
このエバポレーター交換にはエアコンのユニットをゴッソリ外す必要
があります。それにはまずガソリンタンクを取り外しての作業となりま
して結構な重労働を強いられます。。。
クラッチペダルを踏むと「バキバキ?・カリカリッ?」と気持ち悪い
音がするという事でポルシェ964が入庫です。
964に限らず993も古くなってくると確かにそんな音が出る車も
あります。 機能上は問題ないのですが…
原因は油圧シリンダー関係である事が多いみたいです。
特に上写真の下側、レリーズシリンダーから音が出ます。
クラッチレリーズシリンダー。
シリンダー内、ロッド部にスプリングのような物がありそれが音の
原因になってるみたいです。(ロッド部に給油してあげると止まる
事もあります。)
今回はリフレッシュもかねてマスターシリンダーも交換する事に
しました。
確かに異音が無くなるだけでクラッチがスムーズになったような
気もしますね。。。
車検整備でお預かりしましたポルシェ964。
ポルシェ964のシフトレバーの下側にレバーの支点になるスリーブ
があります。
上写真はそのスリーブを支持しているブッシュ。
これがこのように古くなるとクラックが入り始め最終的には粉々に
なってシフトレバーが上下左右にグラグラになってしまいます。
上が新しい部品。下が外した古い物です。
定期的に点検してあげないといけない部分であります。。。
ポルシェ993 ティプトロニック のタコメーターです。
ティプトロとターボモデルにはこのようにタコメーター内にオンボード
コンピューターなる物が付いてます。
今回、このオンボードのバックライトがイグニッションをOFFにしても
消灯せずにウスラ点きっぱなし状態に・・・
バッテリーの漏電状態(俗にリークって言ってますが)を測ってみると
0.05Aから下がってきません。これではおそらく2週間も車を放置してる
とバッテリーも上がってしまいそうな感じです。
この手のトラブルってたまにあります。メーター内の基盤のコンデンサー
不良が多いみたいです。メーターASSY交換ですと20万円オーバーな代
物みたいですね。当然修理します。
で、出来上がったメーターを付けて再度リークの点検です。
0.3A→0.07A→0.02Aと順調に落ちていきまずまずOKな感じです。
空冷ポルシェのトランスミッションオイル。
その昔、80年代位まではAG指定がシングル90# でした。
それが80年後半、ワーナータイプのミッションを使用するようになり
指定も75-90#とかに変更になりました。
当店でも通常は80W-90#あたりのオイルを使用しております。
が、今回は964の中でもカップカーとちょっと特殊なお車。
AG指定は数メーカーありますが日本で割と入手しやすいのがカストロール
さんのSAF-XJとか言うオイル。確か番手も75W-140位だったような・・・
過去にそのSAF-XJというのも使用した事はありましたが温まるまで
ちょっと街乗りには硬いような・・・
で、最近の当店のオススメはです。
当店ではエンジンオイルも含めほとんどこのメーカーさんを使用して
おります。 JCDという日本のメーカーさんですがフィーリングも申し
分なく良い感じです。
通常モデルには80W-90、今回のカップカーやLSD装着車両には
75W-140と2種類ご用意してますのでご興味ある方は一度お試し
になってみては
1992yモデルのポルシェ964。
初期モデルより何度かの部品変更がありました。
今回、レバーがグラグラでフロントフードが開かないという事で入庫です。
定番な事としてはこのレバーのブラケットが割れてフードワイヤーが
引けなくなってる・・・なんですが??
ばらしてみると今回は珍しくブラケットではなくワイヤーの先っちょが
折れてしまってました。
これではワイヤーが引っ張れないですね。。。
ついでなので今回はワイヤーの他、レバー本体も交換します。
上が新しい部品。下が古い物です。新しい物は993から使用されてる物で
レバーがガタつかないようにヘルパースプリング(黄丸)的な物が追加され
てます。
確かに964のレバーには遊びがありカタカタしてますよね。。。