ポルシェ993 ティプトロニック のタコメーターです。
ティプトロとターボモデルにはこのようにタコメーター内にオンボード
コンピューターなる物が付いてます。
今回、このオンボードのバックライトがイグニッションをOFFにしても
消灯せずにウスラ点きっぱなし状態に・・・
バッテリーの漏電状態(俗にリークって言ってますが)を測ってみると
0.05Aから下がってきません。これではおそらく2週間も車を放置してる
とバッテリーも上がってしまいそうな感じです。
この手のトラブルってたまにあります。メーター内の基盤のコンデンサー
不良が多いみたいです。メーターASSY交換ですと20万円オーバーな代
物みたいですね。当然修理します。
で、出来上がったメーターを付けて再度リークの点検です。
0.3A→0.07A→0.02Aと順調に落ちていきまずまずOKな感じです。
空冷ポルシェのトランスミッションオイル。
その昔、80年代位まではAG指定がシングル90# でした。
それが80年後半、ワーナータイプのミッションを使用するようになり
指定も75-90#とかに変更になりました。
当店でも通常は80W-90#あたりのオイルを使用しております。
が、今回は964の中でもカップカーとちょっと特殊なお車。
AG指定は数メーカーありますが日本で割と入手しやすいのがカストロール
さんのSAF-XJとか言うオイル。確か番手も75W-140位だったような・・・
過去にそのSAF-XJというのも使用した事はありましたが温まるまで
ちょっと街乗りには硬いような・・・
で、最近の当店のオススメはです。
当店ではエンジンオイルも含めほとんどこのメーカーさんを使用して
おります。 JCDという日本のメーカーさんですがフィーリングも申し
分なく良い感じです。
通常モデルには80W-90、今回のカップカーやLSD装着車両には
75W-140と2種類ご用意してますのでご興味ある方は一度お試し
になってみては
1992yモデルのポルシェ964。
初期モデルより何度かの部品変更がありました。
今回、レバーがグラグラでフロントフードが開かないという事で入庫です。
定番な事としてはこのレバーのブラケットが割れてフードワイヤーが
引けなくなってる・・・なんですが??
ばらしてみると今回は珍しくブラケットではなくワイヤーの先っちょが
折れてしまってました。
これではワイヤーが引っ張れないですね。。。
ついでなので今回はワイヤーの他、レバー本体も交換します。
上が新しい部品。下が古い物です。新しい物は993から使用されてる物で
レバーがガタつかないようにヘルパースプリング(黄丸)的な物が追加され
てます。
確かに964のレバーには遊びがありカタカタしてますよね。。。
先日からチョロチョロ進めてますポルシェ964のオイル洩れ修理。
今回のご予算的に最後の作業になります。
エンジンルーム内、中央奥にあります油圧センサー廻り。
油圧センサー自体も古くなってくると油圧が常にかかってる関係も
あり洩れる事がありますが・・・
今回の交換部品はセンサーの他、センサーを取り付ける土台?の
パッキンも交換します。 (右が古いパッキン、左が新品です。)
赤丸付近にオイル溜まりみたいな物がある場合、結構この土台の
パッキンが原因の事が多いです。部品代的にも500円位の物なの
で怪しい時は交換してみましょう。。。
ポルシェ964のオイル洩れ。
クランクシャフトシールの交換のつぎは当然コレです。
左側カムチェーンカバー。
同じく右側。
カバーを外してまずはお掃除です。
右側もネ。
掃除が終わったらあとは新しいパッキンに交換して締めつけていきます。
左右のチェーンカバーが終わったら大体エンジン後ろ側のオイル洩れ
修理は完了です。
もうちょっと予算がありますんで次にかかろうかな。。。
先週末にオイル洩れ修理で入庫してきました1990yポルシェ964。
前々から話はしてたのですが流石に我慢できなくなり入庫となりました。
ご予算もあるのでオーナー様と相談しながらの作業になります。
その中でもオーナー様が気にしてたのはエンジンルーム内、空冷ファン
ハウジング周りに飛び散っているオイル。
(写真を撮る前に洗ってしまいました。。。)
その原因はファンハウジングの真下にあるクランクシャフトのオイルシール。
エンジンを半降ろし状態でクランクシャフトプーリーを外してみるとご覧の通
りです。
過去にも交換したような跡はありましたが走行距離も10万キロを超え
てきてるのでしょうがないかな…
当然その下にあるインターミディエイトシャフトのキャップのシールも交換
します。
クランクシャフトシールについてはこんなスペシャルツールで挿入します。
適当なソケットを当てて入れても入るには入りますがやはりSSTは違いま
す
ここまでバラすと次はどこかなぁ。。。
1992yポルシェ964。
どうもエンジンルームのマット?(俗にサウンドアブソーバーと言ってますが)
の状態が気になるようで交換の依頼が
ディーラーさんとかではエンジンを降ろさないと無理とか言われるようですが
車上でもできない事はありません。
とりあえず古いのを剥がしてしまいましょう。
上が剥がした古い物。下が新品です。
ご存知の方も多いと思いますが新しい物は表面のゴムっぽい物が
軽い素材に変わってます。
新品に張り替えた状態。
写真で見る以上にエンジンルームの雰囲気が激変ですョ
車検整備でお預かりしましたポルシェ993。
車検整備の他、「最近エアコンの効きが悪く・・・」との事。
ガスでも少なくなってきてるのかな?ゲージを付けて点検(写真忘れ
ちゃいました)してみると低圧が2.0barもないのに高圧が25bar位
に上がってしまってるではないですかッ
あきらかに何かおかしい・・・
結果はかと思われます。 エキスパンションバルブの腐食が酷い
状態です。できれば相手側のエバポレーターも交換したかったのですが
今回は見送る事に。
念のためリキッドタンクは交換です。
その他、コンプッレサー本体も走行距離も10万キロオーバーで微妙に
音も出始めていたのでオーバーホールして真空引きガスチャージ。
規定量ガスを入れたところで圧力を見ると低圧が約2.0bar、高圧が
約14bar。 なかなかイイ感じです。効きもバッチリ復活しました。。。
ポルシェ993定番のタペットカバーからのオイル洩れで入庫です。
交換する物はタペットカバーとそのパッキン。
で、当店ではいつもながらなひと手間を・・・
カバーのブッシュを一度抜きます。
そこにシール剤を塗って再度圧入します。
ただそれだけなのですが結構持ちが違ってきますんでオススメです。
先日の事ですが…
車検でお預かりしましたポルシェ993。
とりあえず車検ラインを済ませてしまえと各部を点検していると
カレラ2には当然ですが左右にドライブシャフトがありその両端に
ベアリングをカバーしているブーツが合計4個(C4はその倍ですョ)
付いてます。
で、右の外側
同じく右の内側
こちらは左の内側
同じく左の外側
見事に全部切れてるではないですかッ
急いで交換しなくてはぁ~! とはいう物の993はそれまでの911系
のようにチャッチャッとはいかないんです。
マルチリンクなサスペンションのおかげでこのようにリアハブが外れる
寸前みたいなとこまでバラさないとシャフトが出てきません。
車から外れてしまえば何て事無いんですが…
なかば40過ぎには体力勝負的な感じになってしまいますが
頑張るのみでした