先日、バテリーあがりで入庫してきた88yポルシェ911カレラ。
原因も解り作業終了かと思いきや・・・
完成検査でホイールのトルク点検・タイヤ空気圧チェック・エンジン
を温めオイル量点検・・・・なんかガソリン臭い
エンジンルームを覗くと アリャッ ガソリンホースに亀裂が
外してみるともうボロボロです。
このホース、フューエルフィルターから左右のインジェクターに繋がってる
パイプホースで新品は6万円以上する高価な物です。
調べてみると国内に在庫も無し。
と、言う事で今回はホースのカシメを切開してホース部分のみを
メッシュホースにて交換する事に。
仕上がりもこんな感じでエンジンルームを開けると割と目立つとこ
なのでホースバンドはエコノフィットで化粧してあげちゃいました。。。
1988y ポルシェ911カレラ。バッテリーあがりにて入庫です。
このモデル、あまり電気物も付いてないしその後の964・993に比べると
漏電でバッテリーあがりって言うトラブルはそう多くは無いのですが…
漏電(リーク)を測ってみると0.15Aと確かにこれでは1週間も放って
おけばバッテリーもあがってしまいます。
ヒューズを抜いてみたり色々調べてみますが原因が発見できずに
いると上写真のリレー(メーター裏に隠れてる)が物凄く熱を持って
いるではないですか!
このリレー、パワーウィンドウスイッチリレーと言いまして通常イグニッ
ションを入れないと動かないパワーウィンドウをイグニッションOFFでも
ドアを開けた時に作動できるようにするためのリレーなんです。
発見と思い新しいリレーに交換。。。が、しかしリーク変わらず・・・
で、なんやかんや見ていると何やらルームランプの点き方がおかしい。
そう、ルームランプもOFF・ON・DOORとドアを開けたときのみ点灯する
仕組みになってるのはどんな車でも一緒なんですがON・OFFは正常
に作動してましたがDOORの時にドアを閉めても点きっぱなし・・・
このドアの開閉はアース信号になっております。
原因はその辺にあったようで実際ルームランプをOFFにしてランプを消し
ていもリレーに電気が流れっぱなしになってたようです。
その辺を改善しましたらリークも通常の0.02Aくらいまで落ち解決です。
1986yモデル。ポルシェ911カレラがショックアブソーバー交換で
入庫です。
今回のメニューはこんな感じ。
フロントショックについてはBOGE製なのでビルシュタインのインナーキット
を使用します。
フロントショックの付け根のボールジョイントも大分ヘタってるようなので
交換する事にしました。
このボールジョイント交換にはこのような専用工具を使用します。
フロントはストラットASSYを外しこんな感じで入れ替えていきます。
試乗した感じもイイ感じです。やはりサスペンションとかタイヤを交換
するとクルマがいきいきします
1988y ポルシェ911カレラのエンジンルーム。
空冷ポルシェのエンジンルームの奥にはサウンドアブソーバーという
遮音・断熱の役割をするマットが貼りつけてあります。
よくエンジンを降ろさないと交換できないとか耳にしますが・・・
そんな事はありません。(若干面倒はありますが)
張り替えるだけでエンジンルームが見違えるほどキレイになります。
当店では今回の3.2カレラはもちろん964・993も車上にて交換
しますので気になる方はお問い合わせお待ちしております。
今週に入り突然なトラブル
朝方、警備会社からの呼び出しです。。。
「電話回線が故障し警備信号が出ない・・・」との事。
とりあえずお店に直行し原因を調べる事に。
見ると確かに電話が使えない状態
原因は
当店の電話はISDNを使用し電話が2回線、FAXが1回線という具合
になっております。
これでは警備もできませんが営業にも差し支えてしまうし・・・
急いで代替えのターミナルアダプターを手配しました。
ただ、この代替え器には回線ポートが2個しかありません。
しかたなく電話に1回線、FAXに1回線使うことでトラブル回避。
今どきISDNというのもなんだか・・・なのでこの際、光回線に変える事に
なりました。
つきましては来週まで電話が1回線しかないのでせっかくご連絡いただ
いても話し中なんて事もあるかもしれません。
皆様にはご不便おかけするかとも思いますがご勘弁を。。。
ここの所、続いている89y911カレラのオイル洩れ修理。
今回で最後の箇所になります。
ご覧のクランクシャフトシール。
クラッチの裏側に付いてるだけこにの場所だけはにエンジン・ミッション
を降ろさないと修理できない箇所になります。
と言う事で今回、ついでにクラッチディスク・カバー・ベアリングも
交換する事になりました。(特に酷く悪い訳ではなかったのですが・・・)
今回のお車は走行距離も4万キロとそれ程走ってなくバラしてみたところ
おそらく初めてのクラッチ交換と思われます。
その場合、何度となく部品変更があったりしたモデルですので上写真の
ようなレリーズベアリングのスリーブも交換となります。(写真では解りず
らいですが径が変わっています。)
こちらはメインのクラッチディスク。
ここ最近、ラバータイプのダンパーが手に入らなく通常のスプリングタイプ
ダンパーのディスクを使用します。
このほうが俗に言うダンパー割れも起さなく寿命も長いと思われますし。。。
後はエンジン・ミッションを載せて終了となります。
先日の続きです。
89yポルシェ911カレラのエンジンオイル洩れ。
上写真は完成後なのでキレイに洗浄しちゃってますがエンジン本体
に付いているオイルクーラーです。
964以降のモデルでは廃止されて無くなってますが1989yモデル
までの911にはほぼどの年代のモデルにも付いていました。
こんな感じでエンジン本体との繋ぎ目より洩れてきます。
オイルクーラーを外すと中に3個のOリングが入っていてオイルクーラー
と繋がってます。当然ゴム製なので経年劣化などが原因で洩れ始めた
りします。
まだ続きますので・・・
1989yモデル。最終型3.2カレラ。
今回はそもそもオイル洩れが酷くてのご入庫でした。
ある程度キッチリ洩れの修理をしようと思うとエンジン・ミッションを
降ろしての作業となると言う事で相談の結果、それほど悪くはなさそう
だったのですがクラッチ関係も交換する事になりました。
で、まず最初のオイル洩れ修理はオイルプレッシャースイッチ。
ここは洩れ始めると油圧がかかってるだけに結構な量の洩れ
をしてくれちゃう場所です。
今回はその周辺の漏れやすい所も・・・と言う事で横にあるサーモスタット
のOリングも交換です。
ここら辺は車上でも交換可能ですのが・・・
今回はエンジンも降ろしたので車上でやろうとすると結構面倒な
ブローバイカバー(通称カメノコ)のガスケットも交換しました。
上記3点を作業するとこんな感じに気持ち良くキレイになっちゃいます。
次はどこかな???
89y ポルシェ911カレラのエンジン下廻りの図です。
この写真では解りづらいですがオイルが洩れ始めてきてます。
シリンダーの下に付いてる左右2本づつ、合計4本。
リターンチューブと言いましてカムシャフト廻りを潤滑したオイルを
クランクケースに戻す役目をしております。
ご覧のように両端をゴム製のOリングで挟み込んでる構造で
エンジンオーバーホール以外で交換する場合は写真のよう
にチューブを潰して外します。
新しいチューブは車上で交換できるように分割タイプのなっております。
結構、定番なオイル洩れです。
簡単そうに見えますが交換作業は分割タイプの収縮が硬く泣きそうに
なることが・・・たまぁ~にあります。。。
1989yモデル ポルシェ911です。
基本的に993まで同じタイプのキーシリンダーを使用してますが
たまにこのようにシリンダーが抜けてきたり空回りしちゃったり・・・
今回は完全に抜けてきてはいませんでしたが空回りしちゃってました。
原因はキーシリンダー裏に付いているプラスネジの緩みなんです。
修理にはドアノブごと一度外してからになります。
ネジ1本なのですが内張りを外したりちょっと面倒ですね。。。