ここにきて今年もエアコン修理の依頼が増えてきました。
先日は3.2カレラでしたが今回は1996yモデル ポルシェ993です。
完全にエアコンガスが抜けている状態での入庫。
オーナー様に聞いたところ、以前にもエアコン本体を修理した記憶が・・・との事。
でも点検の結果、エバポレーター・エキスパンションバルブ付近がどうも怪しい。。。
で、よくよく見てみるとエキスパンションバルブを留めているボルトがナメまくっている
ではないですか。おそらく何処ぞでこのバルブを交換したのかな???
でも主原因はどうもエバポレーター側にあるようでエキスパンションバルブの
刺さる側が完全に腐食しておりました。
エバポレーター本体を取り外してみるとこんな感じに汚れが詰まっていました。
これを見てもおそらく以前の修理ではこのエバポレーターは交換してないように
感じます。。。
新品のエバポレーター&エキスパンションバルブに交換して組み付けが終わりましたら
漏れが無いか真空引きをして点検です。小一時間放置してもきちんと真空を保持してる
ので特に他は大丈夫そうです。
これで規定量のガスを充填して検知器で漏れのない事を確認して終了となりました。
今日は微妙にあいにくな天気の中、先日ご成約いただきました1988yモデル
ポルシェ911カレラの納車の為、北鎌倉へ・・・
新オーナー様も久しぶりのMT車と言う事もあってご自宅の廻りを同乗しながら
一通りの説明をしながら試乗して無事に納車完了。
帰りはご丁寧に大船駅まで送って頂き感謝です。
なんとなく駅で一服してると十数年前、ディーラー営業時代によく来た事を思いだし・・・
ついつい、夕方なのに「大船と言えば鯵の押し寿司だよなぁ」って買ってホームで
頂いちゃいました。。。
一服しながらそれを思い出させてくれたのもこの観音様でございました。。
長らく続いてました1988yモデル ポルシェ911カレラの納車点検整備。
今日でほぼ最後の作業になります。
機関の整備も終わり最後はエンジン調整。
触媒前での排ガス濃度を調整していきますが排ガスのサンプリングホールがご覧の通り
サビサビで過去にほとんど触っていなかったような感じ。
コレは絶対に折れるな・・・と思いきや案の定、折れてしまいました。(まぁ、良くある事ですが・・・)
そのような場合はドリルで揉んでタップを立てていきます。
出来上がったら新しいボルトを入れて完成。
(当然ですが汎用のボルトでなくポルシェ純正のボルトを入れます。)
そしたらはれてエンジン調整。
このように排ガステスターを差して計測します。
で、最初はO2センサーを切って調整していきます。
もう20年以上前のクルマなのに中々な数値が出せました。
既定の数値が出たら今度はO2センサーを入れて計測してみます。
これまた今となっては目づらしく!?きちんとO2センサーが効いてる数値が出てきました。
最後はアイドル調整。
写真の黄丸の赤く塗ってあるリレーみたいな物は自作のアイドルコントローラーの
キャンセラー。これを使いコントローラーをOFF状態にして回転数を調整してあげます。
これは結構狂ってるクルマが多いですね。。。
これで一通りの作業が終了。
この後、陸運局で中古新規登録を無事に済ませ納車点検整備は終了となりました。
これで金曜日に予定していますご納車もいけますかね。。。
終盤にきてます1988yモデル ポルシェ911の納車点検。
大まかな整備も終わり今日は内外装のお掃除です。
磨きが終わったら来週明けにはナンバーを取得。
最後にエンジンの微調整などをして納車準備完了の予定でございます。
ずっと前から走行不安定を訴えていたポルシェ993が入庫です。
以前に左フロントを突きあげた事があるらしくショックアブソーバーからは
オイルも滲んできており良く見るとホイールも一部に歪みがある状態。
タイヤを新品にしたと言う事でアライメント調整するにも今が良いと提案した所で
の入庫となりました。
今回のメニューとしてはショックアブソーバー4本の交換&左フロントホイール交換。
そして最後にアライメント調整という感じになります。
それにしても今まで使っていたショックアブソーバー(上写真)。案の定、左側は
完全に抜けておりご覧のような状態でした。(>_<)
今週は何故か3.2カレラの入庫が多く本日は1989yモデル ポルシェ911カレラ
のエアコン修理です。
もう何年も前にコンプレッサーが焼きつきマグネットクラッチがご覧のような状態。
ベルトを外し放置してましたが今回、意を決してエアコン廻りを見直す事に。。。
とりあえずコンプレッサーはリビルト品を手配します。
一応、コンプレッサーを交換する前にラインの漏れや各部の作動点検です。
結果、このコンデンサーファンも動いていませんでした。ちょっとお高い
部品ですが交換しちゃいます。
続いて心臓部!?のエバポレーター。
当初は洩れもなさそうだったので交換予定はなかったのですがエキスパンションバルブ
を交換すると言う事でどうせなら古くなってるエバポレーターも一式交換していいよと
言うなんとも太っ腹なオーナー様の一声で追加交換となりました。
古いエバポレーター。上っ面はそれほど汚れてませんでしたが下側は長年の汚れで
ドロドロ状態でした。
で、新品。 さすがに気持ちいい感じ。これで多少とも冷却効率が上がるといいの
ですが・・・
今回はそれまでのR12フロンタイプからR134aガスタイプに変更(俗に言うレトロフィット)
ですのでレシーバータンクも交換です。
すべての交換が終わりましたら一度じっくりと真空引きを行いリークを再度チェック。
リークのない事を確認したらガスチャージです。
気温約23°cで低圧が2.5bar、高圧が18barとなかなかいい感じの数値。
冷風も久しぶりにエアコンの効く3.2カレラって感じで半ば感動しました。
すべての作業が完了しましたら最後にこんなステッカーを貼り付けます。
別に強制ではないと思うのですがポルシェAGから部品として入手できるレトロフィット
に交換済みですョっていうステッカーです。
そんなこだわりもオーナー様からの依頼でした。ヽ(^o^)丿
先日から続いています1988yモデル ポルシェ911カレラの納車点検
も終盤に入ります。
下廻りの点検の結果、微妙にフロントブレーキのピストンの動き悪いようだったので
オーバーホールする事に。
組んでしまうとまるで解らなくなってしまうのですが確実に動きは
良くなりました。他、パットなどは新品に近い状態だったので再使用
します。最後はブレーキフルードを交換してブレーキ廻りは終了。
他、シャーシ関係は問題なさそうなどで各部の締め付け・給油をしましたら
最後にミッションオイルを交換して終了です。
大体の整備も終わり新しいエンジンオイルを入れエンジン始動。
非常に快調な感じ。
後は実際に走らせてエンジン調整やらまとめに入っていきますので。。。
当店では車検整備でお預かりした車両をまずは最低限、車検ラインを通せるか
チェックします。
俗に言う後整備ってやつなんですがとりあえずラインを通して後でじっくりと
整備メニューを検討していきます。
このドライブシャフトのブーツも保安部品の一つで破れていたりすると
車検が通りません。上写真のように破れていないように見えても・・・
グイッ!って開くとご覧のように破れている物もあったりしますので。
お恥ずかしい事ですが車検前に車上で目視点検した時には気づきませんでした。(>_<)
でも気付かずに車検も通ってしまいましたが帰ってきてリフトアップして整備見積もり
をする段階で初めて気づいた位です。
今回、破れていたのは1個だけでしたが他の物もヒビが入り始めていたので全交換と
なりました。。。
続いています1988yモデル ポルシェ911カレラの納車点検整備。
いよいよ中盤になります。
先日はエンジンルーム内の補機類関係の交換作業でしたが今回は本体にいきます。
まずはディストリビューター。
964・993はツインデスビの為、ベルト交換作業もあったりしますが
3.2カレラはシングルですからキャップとローターの交換作業になり
ます。
特にローターは痛みやすいので気をつけないといけません。
新品のキャップを付けてコードを差してしまうと今一つ写真では交換した感
が出てませんが実際見るとやっぱり新品は気持ちがいいもんです。
で、エンジン関係のメインはこのタペット調整。
これはメーカーさんでも1万キロで調整と謳ってますので納車点検時に調整
しておけば次のタイミングも新オーナーさんも把握できますし。。。
タペット調整が終わりましたら新しいスパークプラグを付けて終了です。
これでエンジン関係の基本整備は終了となります。
次はブレーキ回りの整備に入っていく予定でございますので。
続いてます88yポルシェ911カレラの納車点検整備。
今日はエンジンルーム内。補機類の消耗部品などの交換です。
まずはエンジンルーム内で割と目立つサウンドアブソーバーの劣化。
お店によってはエンジンを降ろさないとできませんなんて話を聞きますが車上でも
可能なんです。
張り替えるとそれだけで雰囲気がガラリと変わり気持ちいいですね。
リアフードダンパー。まだ、使えていたのですが新品に交換しときました。
ガソリンのフィルター。走行距離的には交換時期ではなかったのですが
オーナーが変わりリセットする意味で交換です。
エアフィルターも同様な感じでそれほど汚れてなかったのですが交換です。
こんな感じで進めていますがまだまだ続きますので。。。