PORSCHE News and Reports

チャンネル9スタッフによる「ポルシェ探訪

良く回るエンジン! だからゆっくり走ってられないんです(笑)

クルマ: 1971年 ポルシェ911T 2.7
オーナー: 恩田さん
お住まい: 栃木県
年齢: 44才
お仕事: 自営業

Q. ポルシェ購入のきっかけは?

日ごろからお世話になっている整備工場の片隅にほこりをかぶって放置されていたのがこの車でした。ミニやMG-B、ミジェットなど乗り継ぎイギリス車一辺倒だったにも関わらず、ポルシェのシルエット(形)にやられてしまったのが本音です。すぐに購入に踏み切りました!!

Q. ポルシェに乗る頻度は?

週に一度ぐらいは乗ってます。
ストレス発散とまでは言いませんが、やはりワクワクするための最低限必要な時間です。
それと年に数回のこういったラリーに参加させてもらってます。クラブとかには参加してませんので自分のスタンスで気楽にポルシェライフを楽しんでいますね。普段はジムニーが日常の足です。

Q. お気に入りやこだわりはありますか?

良く回るエンジン!!、とても楽しいです!
だからゆっくりとろとろ走ってられないんです(笑)
それと壊れないこと!ですかね。「ポルシェは壊れる」なんて、こいつには該当しませんよ。
こだわりってほどではありませんけど、レーシング仕様だったせいかバンパーがモールレスの状態だったので、自作のカッティングシートでビス穴隠してます!!
結構良くできてるかな~と (笑)

★チャンネル9編集部より

恩田さんのクルマとの付き合い方、私個人的にとても共感できました!
凝り固まることなく自分のスタイルでポルシェと向き合う 姿とても素敵だと思います。
ラリーの最中もご家族でとても気持ちよさそうに走っておられたのが印象的でした!
これからも素敵なポルシェライフを!
今回はインタビューありがとうございました!!

「34年前に新車で購入。こいつだけは手放せませんよ!!」

クルマ: ポルシェ 911(930)ターボ 3.0
オーナー: 福島さん
お住まい: 埼玉県
年齢: 62才

Q. このクルマのご自慢のところ教えてください!

新車で購入し34年間大切にした一台です。
走行距離50,000km、オイル漏れも一切ないコンディションを保ってます!
当時オーダーカラーだったはずのシャンパングリーンのボディ色は多分日本に3台とないと思います。

Q. 930ターボ、どんなお車ですか?

ある意味乗りやすくある意味クセのある個性的な車だと思います。
街乗り、走行会、サーキットまでこなせる万能選手です!
ワイヤークラッチってのが良いんです!
今でもサーキットで人気の930はこのクラッチが良いって人が多いと思いますよ!

Q. ポルシェに乗る頻度は?

普段はほとんど乗りません。
イベントを中心に乗ってますね、あとは乗りたいときだけ!

★チャンネル9編集部より

車大好きな福島さん、貴重なお話しありがとうございました!
パーフェクトコンディションを保った930、こんなきれいな実物を拝見したのは初めてでした!
他にも何台か所有されているようですが、この930ターボは特別のようにも感じられました。
またどちらかのイベントでお会いしそうな予感が!(笑)
また楽しいお話しお聞かせくださいませ。

「ポルシェ探訪記」。
ポルシェを「モノ」としてとらえるだけではなく、その先に見えるポルシェの楽しみ方「ライフ」、「ドキドキ」、「ワクワク」などの感覚をリアルにお伝えするため日々探訪中でございます。

今回の探訪は、都会の喧騒から離れ、群馬県伊香保町で開催された「伊香保クラシックカーラリーミーティング」へのポルシェ探訪。走りの楽しみ方はサーキット! だけではなさそうです。

東京は練馬I.Cより関越自動車道で1時間半と早朝ドライブとしては魅力的な距離だけに毎年多くのエントリーがあるこのイベント。今回は1989年までに生産された車両191台が全国から駆け付けた。ポルシェ勢では356やナロー、930、964から914まで 12台のポルシェがエントリー!イギリス車のエントリーが多く見受けられるクラシックカーレースではありますが、メーカー別では国産を除きMGに次いで2番目に多いエントリー数となった。

なつかしの356Aやスピードスター、私ひそかにマイブームの914、964型のRUF-CTR?
なんて珍しい一台もお目見え。見せるイベントだからでしょうかね?、とにかくみんなきれいにされております!!すでに会場内は久しぶりの再会に喜ぶ仲間、同じ車同士気さくに声を掛け合い情報交換会など車談義があちらこちらで始まり、車両展示ブースやグッズ展示ブースも設営され、次第にギャラリーの数も膨れ上がり会場は一気ににぎやかに。

10:30~
レース中の注意事項やルール、マナーの説明などドライバーズミーティンぐを済ませいよいよラリーのスタート。 ここで今回のレース概要を説明。榛名湖周辺の市街地及び榛名山ワインディングロードが舞台。全長85kmからなるコースには2個所のCP(チェックポイント)が設けられ主催者側が予め定めた通過タイムにどれだけ近いタイムで走れたかを競う。もちろん予め定められたタイムは全員知る由もなく、コマ図と呼ばれる地図のようなものが渡され、記載される目標物を探しながらナビゲーターとドライバーでコースを進んでいくといういわばオリエンテーリングのようなレース、通称ラリー形式のレースとなる。

ナビゲーターはいち早くコマ図に馴れ、それを的確にドライバーへ伝えること、ドライバーとナビゲーターのコミュニケーション がモノを言うレース。なんて堅苦しく感じるかもしれませんがさほど難しいレースではなく、ワインディングでは適度な勾配とタイトコーナーが続き、ちょっとしたカフェレーサー気分を味わい、山の中腹からの展望や榛名湖畔の風景など初秋の榛名山を満喫ドライブ!なんて気楽なぐらいがちょうどよい!途中、観光協会指定の食事処で各々お好みのランチ休憩、その後ゴールへと心地よいテンポでお待ちかねの表彰式へ。

このイベント最大のお楽しみ!「表彰式」。
なぜお楽しみかというと、豪華景品がその魅力!、さらに言えば各チェックポイントごとで10位までに景品が送られ、総合6位までにも景品が!、公平性を持つために一人1個の表彰となり、多くの参加者が景品を持って帰れるよう配慮されている。さらには全員参加のじゃんけん大会!今年は伊香保町観光ホテルペア宿泊券を筆頭に地元特産品やスポンサーグッズなど数多く用意され参加者も大喜び!!

「伊香保クラシックカーラリーミーティング」スワップミートを兼ねたラリー形式の市街地走行レース。
昨年も別の取材で伺って記事にもさせてもらいましたが、私が考えるこのイベントの最大の魅力は、なんと言っても「お手軽感」!!時間的拘束、移動時間、エントリーフィーなどどれをとってもとにかくお手軽なところ!。早朝から動き出しミーティング、ラリー、昼食、表彰までの全スケジュールは午後3時には終了。ただこう書いてしまうと物足りないのでは?、なんて思われそうですが、イベント中のテンポがとにかく良いんです。それとエントリーフィー10,000円という驚異の金額。地元特産品をあしらったランチと景品付き(入賞orじゃんけん勝者)でラリーに参加できるなんて日本中どこを探してもここだけじゃないでしょうかね。
ラリーは初めて!という方やアンチサーキットのポルシェオーナーの方など、クルマへの負担も少なく是非にオススメできるレースです、新たなポルシェライフの選択肢としていかがでしょうか?

今回もイベント中ポルシェオーナー様に突撃インタビューを敢行しました!
※詳しくはオーナーズボイスページを参照
これからラリーを!とお考えの方、ポルシェ購入検討中!の方まで、
それぞれにポルシェとの向き合い方スタンスは違えど、自分の居心地の良い楽しみ方をされている素敵なお二人に話を聞くことができましたので是非参考にしてみてくださいね。

special thanks:
伊香保クラシックカーラリーミーティング
Evita

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