なんでかTPPの話?
- 2011年11月20日
- ブログ
うっかり、いやいやそれはいけませんが、随分と久々になってしまいました。
唐突ですが、TPPの話。
自動車関連については、いい話では?というTPP。
勉強不足の私は対米輸出の自動車に2.5%の関税が存在していたなんて
まったく知りませんでした。輸入が専門でしたので。
またアメリカが日本の自動車市場が閉鎖的だ!!発言がでました。
もちろん、何をいう?またアメリカ傲慢だ!論調のみでニュースは
早々と姿を消してしまいました。
自動車工業会の会長は、「そもそも関税もない。ヨーロッパ車は順調に売れている!」との反論コメント。
確かにアメリカメーカーの努力不足なんだとう論調がほとんどで、私も全ては否定できません。
でも、閉鎖的なのは事実です!!
非関税障壁という言葉があります。関税はかけないけれど、規制やそれによるコストを負荷させるということは、絶対にあります。これについては、絶対にないとは言わせません。
やたらと世界基準と逸脱した規制をつくり、そのわりには稚拙な制度と、理解不能な関係団体をつくり、検査料を徴収。これが結局は無駄な予算を喰い、裏ではメーカーもおんぶにだっこ。変な税金とやたと複雑な登録関係関連。これが結局はお客様から頂く車両代のなかにコストとして載っています。そう思うと残念でしかたない。
具体論で語ると、長くなるので、一点にしぼってお話すると。
例えばエコカー減税。
これは明らかに日本メーカー優位に働きすぎです。すでにヨーロッパ、これからはアメリカも多くの環境対策車ができてきます。しかしながら、多くの問題点があり、エコカー減税による恩恵は偏った状況になっています。残念で仕方がありません。
環境に優しい車を作る、買う、そういった方を増やしましょう、応援しましょうでスタートして、
まだまだ少数派の高級輸入車はエコカーでも無視。少数派には減税はありません。制度はあっても大手メーカーの主力車種でないと、逆にコスト倒れになるような制度をつくっています。
こういう話をすると、必ず役所の人は、そんな高級車を買う人が燃費だの、減税だのというんですかね?といったことを言います。完全に世間ずれ、自分たちには縁遠い世界には興味がありませんし、乗ったこともないですし、自動車も世界の事情も何にも知りません。
そうと本人たちには直接いえませんので、悔しいですが。
では、なんですか?一生懸命働いて、規定通りに高額の納税をして、大好きな車にお金を使うのが、何か可笑しいですか?それで喜んで頂きたいのが私どもの仕事なんです!高級車がエコカーになったほうが、マーチがプリウスに変わるより、どれだけ効果がありますか?
世界にはいろいろな魅力的な自動車があります。500psのポルシェだって、その中で排気ガスを薄くしたり、必要以上のガソリンを使わない努力をしています。もちろん、1000万円以上しますけどハイブリットだって、クリーンディーゼルだってある時代です。
やはりヨーロッパのメーカーはいい車をつくります。お客さんに喜んで貰いたいという意志を感じます。だから売ってる側も嬉しいんです!!
私はモンスターエンジンでも、エコカーエンジンでも、どちらが良いという意見はもってません。何故なら、どちらでもお好きな車を買って頂くのがベストだと思うからです。喜んで頂くのが我々の使命でありやり甲斐です。
好きなものに、制約は必要ありません。好きなものがエコカーなら、公平に減税もあって喜んで頂きたいし、払うものを払うのですから 遠慮なく好きな車に乗るべきです。
タバコが止められないからいうわけではありませんが(笑)
日本人は、みんなで家電のような車にのって、みんなでユニクロの服を着て、健康で休みが多いのが一番。
残念ですが、そんな空気を感じます。
一生は一度です。私は自分の家族と仲間と皆様と楽しく頑張りたいと思ってます!!
ぐちぐちとつまらない長文で失礼しました。生意気にすいません。
佐伯 博